日立アプライアンスから7月23日、プレミアムクラスのサイクロン式クリーナーの新モデル「パワーブーストサイクロン CV-SD900」が発売されます。小型軽量で吸引力もバツグン、さらに運転音も業界最小とのことですが、その実力やいかに!? 発売に先立って開催された新製品発表会に参加してきましたので、詳しくお伝えします!!
新モデルは吸引力アップ!! さらに壁ぎわのゴミも取り除く「きわぴた構造」
ここ数年、ロボットタイプやコードレススティックタイプがクリーナー市場を賑わせています。ということは、従来の横型(シリンダータイプ)の需要は減っているんじゃ? と思いきや、実はそんなことはありません。紙パック式、サイクロン式を合わせた横型の需要はクリーナー全体の50%以上を占め、まだまだ根強い人気を誇っているのです。
そんなサイクロン式掃除機を購入する際、消費者が重視している点の上位に挙げられるのが、吸引力の強さ、本体の重さ(軽さ)、そしてお手入れのしやすさ……と続きます。そこで今回、同社が投入したのが、吸引力とお掃除性能を高めたCV-SD900です。
吸引力の強さを示す1つの目安として、吸込仕事率があります。CV-SD900の吸込仕事率は、従来製品(CV−SC700/2015年度モデル)より10Wアップし、440Wに!! さらに日立独自の集じん部「パワーブーストサイクロン」に、形状などの細かな工夫が追加され、吸引力は99%以上持続するといいます。
またヘッドには、空気の流れを巧みに操り、ジェット吸引を実現する「〔ジェット吸引〕スマートヘッド」を搭載。これは、ヘッドの上面から取り込んだ空気を床面に吹き付けることで、フローリングなどの目地のゴミを浮かせて吸引し、同時にヘッドの床への貼り付きを抑えるというものです。またヘッド前部に空気の通り道となる隙間を設けた「きわぴた構造」に、ヘッドを壁にぴったりつけても前部から底面へ空気が流れ、壁際のゴミもしっかり吸引することができます。
ワンストロークで小麦粉も粒々ペレットもごっそり吸引!!
百聞は一見に如かず、というわけで、さっそく実機を使った実演を見せてもらいました。まずは440Wの吸引力ってどれだけすごいの? という実験です。
やっぱり440Wってパワフル!! 続いては、実際の床掃除を想定した吸引テストです。フローリングに小麦粉とペレットを撒き、CV-SD900を一往復させたところ……余すことなく完全吸引! ヘッド幅が30cmと広いので、広い面積を一度に掃除できるのもいいですね。
次は、フローリングの目地にたまったゴミがどれだけ取れるか、テストしました。深さ0.5mm、1.0mm、1.5mm、2.0mmの穴の中には砂がびっちりたまっていましたが、こちらも一往復でほとんどの穴の砂を除去!! ちなみに一般的なフローリングの隙間は1〜2mm程度だそうなので、これだけ吸えれば十分ですね。
筆者も実際に使わせてもらったところ……か、軽い!! あんなに吸引力が強いのに、まったくラグに貼り付くことなく、むしろ勝手に前に進んでいきます。かといって引き戻すときに抵抗があるわけでもありません。
さらに、業界最小を謳う54dBの運転音、吸い込んだゴミを99.999%逃がさないキレイな排気、お手入れしやすさがさらに進化したダストケースなど、ほかにもセールスポイントが盛りだくさん。電動ふとん吸口、曲がるロング吸口、パッとブラシなど、付属品も豊富についているので、家中の掃除で大活躍してくれること間違いなしです。
日立
パワーブーストサイクロン CV-SD900
実売予想価格9万6980円(7月23日発売)
【SPEC】
吸込仕事率:440W〜約60W
運転音:54dB〜約49dB
本体サイズ/質量:W240×H290×D336mm/3.5kg
【URL】
CV-SD900ニュースリリース http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2016/06/0617a.html