普段は照れて素直に言えない、日頃の感謝を伝える日。今年も「母の日」「父の日」が近づいてきました。2020年は、「母の日」は5月10日(5月の第2日曜日)、「父の日」は6月21日(6月の第3日曜日)です。
自宅にいることが増えた今、せっかくの時間を活かして、お母さん・お父さんに贈り物を手作りしてみませんか? 手先が不器用だから一から作るのは難しい……という人でも楽しみながら取り組めるキットを、日本最大級のハンドメイドマーケットプレイス「Creema」を運営する株式会社クリーマ・広報の竹中友美さんにセレクトしていただきました。
手作りキットで世界にひとつだけの贈り物を
毎年やってくる母の日・父の日に加えて、誕生日やクリスマスなど、両親へプレゼントを贈る機会は多く、その都度、何をあげたらいいか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
「今回ご紹介するのは、いずれも手作りのキットです。キットを使えば、材料や道具などを自分で揃えなくて済みますし、中途半端に材料が残って困ることもありません。Creemaに出店しているクリエイターさんたちの手作りキットは、どれも丁寧な説明書がついていて、初心者の方にも安心して作っていただけます。“おうち時間”の増加に伴い、今まさに手作りキットの人気が高まっていますから、ぜひチャレンジしてみくださいね。できあがった作品にはぬくもりを感じられて、きっと喜ばれる、世界にひとつだけの贈り物になりますよ」(Creema・竹中友美さん)
「母の日」に作って贈りたい手作りキット4
それではまず、お母さんへのプレゼントを作れるキットを紹介しましょう。近年人気が続くハーバリウムや刺繍など、お母さんが「かわいい!」と喜んでくれそうなアイテムをセレクトしていただきました。
1. ボールペンに仕込む、ハーバリウムの最新形
あじさいや「ハーバリウムキット あじさいのハーバリウムボールペン」
各1273円+税(送料別)
【キットの内容】
あじさい・カスミソウ(ドライフラワー)・カスミソウ(プリザーブドフラワー)・アスパラスプリンゲリー・ボールペン本体(1本分)・シリコンオイル
【自分で準備するもの】
ピンセット・竹串・新聞紙・ペンチ
ハーバリウムを作るための花材とシリコンオイル、それにボールペンが1本セットになったキットで、ハーバリウムが一体化したボールペンを作れます。ドライフラワーやブリザーブドフラワーを専門に扱う花材専門店によるキットは、華やかで人にも見せたくなるかわいらしさ。
「当店では、梅雨時期だけでなく、一年を通してあじさいを楽しんでいただきたいという思いから、あじさいを中心に雑貨やキットを作っています。自然素材を手に取る楽しさを知ってもらえたらうれしいです。ハーバリウムは、花材を入れる順番や場所によってかなり表情が変わるものなので、できあがった作品はオリジナルのデザインになりますよ」(あじさいや)
あじさいの花材で作るピアスのアクセサリーキットも!
あじさいや「アクセサリーキット あじさいのブーケピアス スモーキーブルー/ピンク」
各1273円+税
【キットの内容】
あじさい・ソフトストーベ・リンフラワー・タタリカ・モリソニア・ピアス金具(真鍮メッキ)2組分・カシメ金具2組分(+予備)・リボン2種類
【自分で準備するもの】
はさみ・平ヤットコ(またはペンチ)・接着剤
同店ではほかにも、あじさいの花材で作るピアスのアクセサリーキット(有料でイヤリングへ変更可)を販売しています。2組作れる分の材料が入っているので、お母さんとお揃いにするのもいいですよね。「ボールペンもアクセサリーも、まずは花材を並べて完成のイメージを膨らませるとうまくいきますよ!」(あじさいや)
2. 5月の可憐な花を玄関に飾れるリース
アトリエ咲「すずらんのミニリース」
1750円+税(送料別)
【キットの内容】
リース土台(13cm)・ワイヤー・すずらん・レースフラワー・ティーリーフ・ペパーミント(代替品の可能性あり)
【自分で準備するもの】
グルーガン・グルースティック・クラフト用ハサミ(ワイヤーが切れるもの)
フランスでは、5月1日にすずらんを大切な人に贈ると、贈った人も贈られた人も幸せになれるとされる「ミュゲの日」があります。このお店では、そんな言い伝えのある“しあわせの花”すずらんの造花を組み合わせて、リースにまとめます。
「ワークショップをしていたときに、自宅でゆっくり作りたいという声をいただいて、おひとりでも簡単に作っていただけるキットを用意しました。シンプルでどなたにも飾りやすいデザインにしていますが、リボンや花材をお好みで追加したり、お花をリースの半分だけにまとめてハーフリースにしたり、アレンジしていただくのもおすすめです」(アトリエ咲)
3. リボンを取り入れた立体的な刺繍花
Art Fiber Endo「A.F.Eシルクぼかしリボンで作るチューリップの花刺繍の製作キット」
1500円+税(送料別)
【キットの内容】
5種類の糸・刺繍用の額1個・麻生地1枚・作り方の簡単な解説文 ・花の図案(有料で刺繍針の追加も可能)
【自分で準備するもの】
はさみ
染色工房を持ち、1000を超えるオリジナルカラーの手芸素材を染色している京都の手芸店「Art Fiber Endo」の刺繍キット。“リボン刺繍”とは聞き慣れない言葉ですが、文字通りシルクのリボンを糸のように刺していくというもの。
「花や葉の部分は太いリボンで、茎は刺繍糸を刺して仕上げます。オリジナルで染色したリボンは、赤→黄色→緑と変化するぼかし染めを施しているので、色が混じり合う箇所が一本一本異なります。同じキットでもできあがる作品の印象は変わるんですよ。また、有料で写真にある九谷焼きの指ぬきをセットにしてラッピングすることもできますので、ご相談ください」(Art Fiber Endo)
4. もっとも身近に持ち歩いてもらえそうな贈り物
astin muhler「押しフルーツスマホケース作成キット」
4528円+税(送料別)
【キットの内容】
スマホのハードクリアケース・UVレジン・押しフルーツ素材・ピンセット・筆・やすり・手袋・マスク
【自分で準備するもの】
UVライト(有料で追加可)・つまようじ・はさみ
市場で仕入れた新鮮なフルーツやハーブを乾燥させたもので作る、スマホケースのキット。自分で考えたデザインで仕上げていくので、オリジナリティーいっぱいの作品ができあがります。
「レジンの作業がはじめての方にも不安なく作っていただけるよう、作り方の動画も用意しています。また、キットに入っているのはベリーミックスのセットなのですが、ご自身でフルーツの乾燥からトライしてみたい! という方のために、乾燥シートや押しフルーツ作りに必要な和紙も販売しています。マスクや手袋も入っていますので、必ず装着して換気しながら作業してくださいね」(astin muhler)