2020年夏にリリースを予定しているというスマホゲーム「ひめがみ神楽」。本作は、台湾の「FunYours」が開発し、日本の「ごましお」がローカライズを担当。現在、事前登録受付中です。
“ひめがみ”といえば、過去にスマホゲームで「ひめがみ絵巻」(Aiming)というタイトルがありましたが、なにか関連性はあるのでしょうか。もしかして続編?
というわけで、そんな“この夏注目のタイトル”ひめがみ神楽を、リリース前に一足お先にプレイする機会があり、ごましお社におじゃましてきました!
まず、ひめがみ神楽とはどういうゲームなのか。神話に登場する伝説上の人物や、伝説の武器・遺物が、美少女(前者は「ひめがみ」、後者は「物霊」)として登場し、主人公とともに平和な世界を求めて戦う神霊縁結びRPGです。登場人物はみんな墨絵画タッチで描かれています。
開発元のFunYoursは、過去に日本で前出のひめがみ絵巻や「九十九姫」「エルダーアーク」「ロボットガールZ」などのゲームを開発しており、今回リリース予定のひめがみ神楽は、ひめがみ絵巻や九十九姫と一部の世界観を共有しているとのこと。
なるほど。ひめがみ絵巻とひめがみ神楽は“直接の続編”ではないけども、“同じ世界観”なので、“絵巻”で登場したキャラクターが“神楽”にそのまま登場することもあるんですね!
ちなみに筆者は5年前にひめがみ絵巻は少しプレイしたことがあるので、なんとなく思い出しつつプレイしてみます。
舞台は“絵巻”同様「森羅万象」、そして…!?
危機に陥った森羅万象界を救うため、「ひめがみと縁を結ぶ者」であるプレイヤーは旅に出ます。 しかし、主人公(プレイヤー)とひめがみご一行が初めて会うのが……
ここはニッポンのトーキョーか……?
前述の通り、開発は海外(台湾)のゲーム会社ですが、海外デベロッパーにありがちな“コレジャナイJapan”ではなく、とても日本のことをわかっている、勉強してくださっているという感じの描き込みで、ちょっと感動しました。
今回主人公と行動と共にすることになるのは、渋谷のハチ公を擬人化した「上野ハチ」通称「はっちゃん」。いわゆる“渋ギャル系”です。
今回の体験会では序盤を少しだけプレイしましたが、ストーリーでは会話にメタ発言がちょくちょく出てくるという印象を受けました。シナリオライターの好みなのでしょうか。
戦闘やその他の要素は?
戦闘はリアルタイムストラテジー風セミオートバトルです。
ちなみに“絵巻”では「ポジションちぇんじバトル」というシステムで、「前衛」と「後衛」に配置されたキャラが、そのポジションに応じてスキルなどを使い分けて戦う……というバトル方式でした。そういえば“絵巻”は縦画面のゲームでしたね。
“神楽”はセミオートバトルですが、各キャラクターの必殺技は任意のタイミングで使えます。しかし本作は、時間を止めてキャラクターを好きな位置に動かす「混沌干渉」が、戦況を左右するカギとなりそうです。
ひめがみや物霊は「召喚」で迎え入れることができます。それぞれのキャラクターには「好感度」が設定されており、好感度が上がると新しいボイスなどが解禁できます。
また、これは“絵巻”と同様の要素ですが、レアリティが低いキャラクターでも、ちゃんと育てれば、ずっと戦力として使うこともできます! どんなにお気に入りのキャラクターでもレアリティが低いと途中から使いものにならなくなる……というのはソーシャルゲームにありがちなのですが、これならいつまでもパーティに入れることができるので、嬉しい仕様ですね! (このシステム、もっと他社のゲームにも広まってほしいなぁ…)
そして、ストーリーや戦闘以外に注目したい部分は、ハウジング機能の「庭園」です。庭園は所有キャラクターの“ちびキャラ”や各種オブジェを自由に配置できます。これはSNS映えしそうですね。
総評:“絵巻”と“神楽”は全くの「別ゲー」といえども……
結論として、「ひめがみ絵巻」と「ひめがみ神楽」は、全然別のゲームでした。しかし、2018年6月にサービスが終了した“絵巻”の「姫神」たちに、約2年ぶりに「森羅万象の世界」で再会できるなんて、同作をやりこんだファンにとっては夢のような話ではないでしょうか。
筆者も“絵巻”で太上老君をパーティに入れていたので、ストーリーの途中で登場したときは思わず「おぉ! 太上老君!」と声が出ました。
IPが生き続けていれば、サービスが終了しても、ゲームの中身が変わっても、いつかどこかで出会える、というお手本のような作品だと思いました。“絵巻”にハマったファンなら事前登録必須でしょう!
ちなみに「2020年夏」リリース予定となっていますが、予定では7月末~8月とのことです。
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※画面は開発中のものです。