ポータブルオーディオ市場のなかでも急速にシェアを伸ばしている「完全ワイヤレスイヤホン」ですが、2020年は“ノイズキャンセリング機能”がトレンドとなり、同機能を搭載した多くの製品が発売されました。そんななか、ノイズキャンセリングイヤホンの決定版となりそうな、強力なノイズキャンセリング機能を備えたモデルがMakuakeに登場しました。
この「PaMu Quiet」は、オーディオ専門メーカーPadmateが開発したノイズキャンセリング機能付きの完全ワイヤレスイヤホン。同社は、米国のクラウドファンディング「INDIEGOGO」において、なんと通算12億円以上も支援を集めた実績を持ち、そのプロダクトは世界中で支持されています。
今回、日本でも一般発売を前にMakuakeにおいて支援を募集しており、支援者にはいち早くPaMu Quietが届けられます。さらに、一般発売時の価格が1万8480円のところ、Makuakeでは1万3966円~とお得に購入できるチャンス。レビューを読んで気になった方は、ぜひお早めに申し込みましょう!
まるで魔法のように雑音が消える!?
さて、GetNavi web編集部では、PaMu Quietの発売を前に、実機をお借りして実際に使用させて頂くことができました。オーディオ製品担当の編集部・一條は、これまで様々なイヤホン・ヘッドホンを使ってきたそうですが、今回このPaMu Quietを最初に使ってみたときの驚きを、「まるで魔法みたい!」と表現しています。
「初めて試したのはいつも乗っている地下鉄の中ですが、PaMu Quietを耳に挿した途端に地下鉄車両のゴオーーっという走行音がスッと消えたんです。目を閉じると雑音が消えて、自分の部屋に瞬間移動したような感じ。それがまるで魔法みたいで、その消音性能の高さに驚きました」(一條)
一條が思わず驚いた消音性能の高さの秘密は、PaMu Quietのチップ構成にあります。PaMu Quietは、ノイズキャンセリング機能が使用可能なクアルコム製の最新SoC「QCC5124」を採用していますが、それをBluetoothオーディオ専用に使い、別途ノイズキャンセリング専用チップとしてAMS製の「AS3460」を搭載しているのです。
つまり、単体でノイズキャンセル機能も使える処理能力の高さを持つ「QCC5124」をワイヤレス通信のオーディオ処理のみに使い、ノイズキャンセリング処理は「AS3460」で行うという贅沢な構成となっているのです。
さらに、通話用とは別にイヤホンの内側と外側に集音用マイクを搭載し、両側からノイズを感知して打ち消すハイブリッド方式を採用。ノイズキャンセリング専用チップとハイブリッド方式の組み合わせにより、業界最高クラスとなる“-40dBの消音性能”を実現しているのです。
「ノイズキャンセリング専用チップを別に搭載していることにより、ノイズキャンセリング機能をオン/オフと切り替えても音質に影響が出にくいところもポイントですね。ほかのノイキャンイヤホンだと、ノイズキャンセリング機能のオン/オフを切り替えると音質まで変わっちゃうことが多いのですが、PaMu Quietは切り替えてもほとんど音が変わらず、ずっと自然なサウンドで音楽が楽しめます」(一條)
もちろん、PaMu Quietは音質にもこだわった設計となっています。イヤホンの音質を左右するドライバーは、大口径の10mm径ダイナミックドライバーを採用。その振動板には軽量で強度の高いPEN(ポリエチレンナフタレート)に加え、ドーム部には高音域の再現性に優れたチタン素材を採用しています。
また、イヤホンは人間工学に基づいて設計され、耳に軽く収めるだけでしっかりフィット。イヤホンにはベント(通気孔)が備えられており、内部の空気圧を適切に調整することで耳への負担を軽減します。
「PaMu Quietを使っていて感じるのは、装着感がとても自然なこと。カナル型のイヤホンは、機種によっては密閉性が高すぎて、付けていると水中にいるときのような閉塞感を感じるものもあるのですが、PaMu Quietはそのような閉塞感がありません。また、ノイズキャンセリング機能を備えたイヤホンの場合、機能をオンにすると鼓膜に少し圧迫感を感じる場合がありますが、PaMu Quietはノイズキャンセリング機能が働いているときも、そういう圧迫感をほとんど感じません。これは他社のノイキャンイヤホンを使ったことがある人にもぜひ体験してほしいですね」(一條)
イヤホンは片側わずか5.1gという軽量設計で、長い時間装着しても耳に負担をかけません。また、IPX4相当の防滴性能を備えているので、汗をかきやすい運動時にも安心して使うことができます。