パナソニックには「ナノイー」という、同社製品で幅広く使われている微粒子イオンがあります。同イオンは近年、格段の進化を遂げており、それに伴って同社の家電も性能が向上。さらに、同社は家電を単体で使うのではなく連携して使うことで、室内環境をより快適にする機能を高めています。キーワードとなるのは「10倍×2倍が2台」で、今回の「2台」とはエアコンと加湿空気清浄機のこと。両者を自動で連動させることで、どのようなメリットが生まれるのでしょうか? 以下、詳しくみていきましょう。
菌の水素を抜き取って抑制する微粒子イオン「ナノイー」を搭載
まずはパナソニックのルームエアコン「エオリア」の新製品から紹介していきましょう。「エオリア」は「健康で快適な空気と暮らそう。」というコンセプトのもと開発された製品。新製品の「エオリア」Xシリーズは、独自の「ナノイーX」を搭載し、部屋の空気の質やエアコン内部の清潔性にこだわっています。
パナソニック独自の「ナノイー」とは、空気中の水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの微粒子イオンのこと。さまざま物質に作用しやすいOHラジカルを含んでいる点が特徴です。OHラジカルは、水分子(H2O)から水素を1つ奪ったもの。とても不安定なので、安定するために、菌などとくっついて菌から水素(H)を抜き取り、水(H2O)に戻りたがります。一方、菌などは水素が抜き取られるので抑制されるというわけ。
なお、OHラジカルは単独だと空気中ですぐに消えてしまいますが、「ナノイー」の場合は水に包んで放出するので、広く遠くまで行き渡るという特性を持っています。
最もOHラジカルの量が多いのは「高濃度の『ナノイーX』」
では、「ナノイーX」の菌の抑制効果を示す実験の模様を見てみましょう。下の写真をみてください。透明な樹脂製のプレート2枚に菌のスタンプをして、片方を「ナノイーX」がある環境に置いてしばらく放置します。左が「ナノイーX」を当てた環境で、43秒経過したところ、スタンプが薄れてきている(菌が抑制されている)のがわかりますね。
パナソニックではOHラジカルの量で「ナノイー」「ナノイーX」「高濃度の『ナノイーX』」というように名前をつけており、OHラジカルの量は、「ナノイー」の10倍が「ナノイーX」、さらに「ナノイーX」の2倍が「高濃度の『ナノイーX』」となっていて、OHラジカルの濃度によって、脱臭や有害物質の分解スピードなどに違いが出てきます。「エオリア」Xシリーズに搭載されているのは最もOHラジカルの量が多い「高濃度の『ナノイーX』」です。
高濃度の「ナノイーX」を搭載し、立体的な気流を作り出す加湿空気清浄機
この、高濃度の「ナノイーX」を搭載したのが、新製品の加湿空気清浄機 F-VXT90(実売価格10万4230円)です。
F-VXT90は、開口部と2枚のルーバー形状を見直した「3Dフロー花粉撃退気流」を採用。立体的な気流を作り出し、効率よく部屋全体に気流を循環させます。これにより、床上30cm付近にたまりやすい花粉をパワフルに吸引するとのこと。なんと従来品よりも約1.5倍多く集じんするというので、花粉が気になる人にはうれしいですね。