特別モデルや限定仕様に使われることが多かったブルーダイアルは、近年では世界的に定番化している。ひと口に青と言っても色合いや階調が同一ではなく、各モデルで異なる雰囲気を醸し出す。今回は、ハイブランドに匹敵するクオリティを備えたコストパフォーマンス抜群のブランドのなかから、ブルー文字盤モデルをピックアップ。GetNavi本誌の時計担当・青木宏彰のコメントともに紹介していこう。
各社こだわりの色彩や加工でブルーダイアルは千差万別
このところ、青文字盤の腕時計が連続して登場。いずれもそのこだわりは、半端なものではない。
「ニュアンスによって爽やかな印象を与えたり、格調の高さをアピールできたりするのがブルーの特徴です。またヴィンテージデザインとも相性が良く、新作が増えている傾向にあります」(青木)
文字盤に特殊な加工を行い、光の当たり方の加減で違った表情に見せるのもトレンドのひとつ。ブルーとの融合により、それらはさらに魅力的なものとなる。
【その1】迫力の48㎜ボディにクロノや飽和潜水用バルブを装備
ティソ
シースター 1000 プロフェッショナル リミテッドエディション
Ref.T120.614.11.041.00
27万2800円
ティソからプロユースの30気圧防水ダイバーズ・クロノグラフが登場。ニュアンスのあるブルーグラデーション文字盤が特徴で、ケース左に潜水時減圧用バルブを備える。セラミックベゼル。自動巻き。世界限定1000本。
【その2】逆パンダダイアルをブルーで彩った洗練のクロノグラフ
ハミルトン
イントラマティック オートクロノ
Ref.H38416141
29万5900円
1968年生まれのシグネチャーモデルに現代的な解釈を与えた、スポーティ&レトロな一本。簡単に長さ調節ができるミラネーゼブレスレットや、60時間駆動の「キャリバーH-31」の搭載など、高機能も光る。自動巻き。
【その3】歴史的な航空時計の真髄を凝縮
ロンジン
ロンジン スピリット
Ref.L3.820.4.93.6
40万4800円
1930〜40年代製の航空時計の意匠を発展させ、モダンなサンレイ加工の青文字盤とクロノグラフを採用。かつて高精度時計に授けていた星印に由来する、最高評価の5つ星でクロノメーター認定を表した。自動巻き。42㎜径。
【その4】名門ミネルバ社の技術やエッセンスを継承
モンブラン
モンブラン 1858 オートマティック
Ref.126758
31万1300円
傘下ミネルバ社のヴィンテージウオッチにインスパイアされた2針時計に、ネイビー色のバリエーションが誕生。40㎜径(厚さ11㎜)のケースに、イタリアの自社レザー工房製のスフマートカーフストラップを組み合わせた。自動巻き。
【その5】新たな流行を予感させる“青金”スタイルの逸品
レイモンド・ウエイル
マエストロ
Ref.2239-PC5-00509
20万3500円
文字盤中央に緻密なギヨシェ彫りを施し、ローマ数字と月の形状を表すムーンフェイズを配したクラシカルな外観が魅力。ローズゴールドPVD加工のステンレススチールケースも特徴だ。自動巻き。39.5㎜径。
【その6】クッションフォルムとミラネーゼブレスがマッチ
ミッシェル・エルブラン
ニューポート ヘリテージ
Ref.1764/42B
21万7800円
クッションケース、センターラグ、メッシュブレスレットなど、1970年代に流行したデザインを取り入れたレトロモダンなマリンウオッチ。トリコロールカラーも秀逸だ。自動巻き。世界限定1000本。
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