同僚や友人の結婚、引越し、新築、誕生祝いなどに喜ばれるのが生活家電。でも、贈る側としては、まったく使われないものを贈ってセンスを疑われるのは絶対に避けたいところです。また、贈り物は価格も重要。安すぎては失礼にあたるし、高すぎても相手が重荷に感じてしまいます。というわけで、家電選びのスペシャリスト・戸井田園子さんにお願いし、1~3万円というちょうどいい価格帯で、「センスいいよね!」と言われる「贈りもの家電」をセレクトしていただきました!
【今回のガイド】
家電コーディネーター
戸井田園子さん
雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。
その1
〈トースター〉
最高の香りと食感を実現する究極のトースター
バルミューダ
BALMUDA The Toaster
実売価格2万4730円
トースターとしては異例の高価格ながら、10万台を超えるヒットを記録しているスチームオーブントースター。独自のスチームテクノロジーによって、パンの中の水分や油脂成分、香りをしっかり閉じ込めます。また、デンプンがα化する60℃、表面が色づく160℃、炭化が始まる220℃という3つの温度帯を制御し、最高の状態に焼き上げます。
プロが教えるポイント
「本機は、気になるけど、自分ではちょっと贅沢すぎるかな、と躊躇してしまう商品の代表ですよね。でも、それがお祝いの品としてもらえるなら、喜ばない人はいないでしょう。トースターは日常的に使うので、バルミューダトースターを見るたびに、『贈ってくれた人、センスいいよね』と思ってもらえると思いますよ!」(戸井田さん)
その2
〈コーヒーメーカー〉
デザインもスタイリッシュで本格的なエスプレッソが楽しめる
ネスプレッソ
ピクシークリップ ホワイト&コーラルレッド
実売価格 1万1660円
誰でも本格的にエスプレッソやコーヒーを淹れられるコーヒーメーカー。抽出量は、エスプレッソ(約40ml)とルンゴ(約110ml)に設定可能。パネルは付属のホワイトとレッドのほか、別売のカラーにも取り替えられ、部屋の雰囲気に合わせることができます。
プロが教えるポイント
「コーヒーは豆の管理が難しいものですが、本機はカプセル方式で、いつも開けたてのフレッシュな味が楽しめます。毎日エスプレッソを飲むご夫婦だけでなく、『自宅でのんびりコーヒーを飲めるのは休日くらい』という共働きの若いご夫婦にも喜ばれるはず。さらに、贈ったほうは、もう一度そのお宅を訪ねるとき、コーヒーのカプセルを持っていけばいいので、手みやげを選ぶ手間が省けますよ!」(戸井田さん)
その3
〈ふとん掃除機〉
汎用性が高くコードレスで取り回しがラク!
東芝
TORNEO V cordless VC-CLF1
実売価格3万400円
ふとん1枚を約80秒で掃除できる、サイクロン方式のふとんクリーナー。東芝独自のフィルターがない「バーティカルトルネードシステム」により、吸引力が99%以上持続します。ゴミ捨ては簡単で、ダストカップは丸ごと水洗いもOK。
プロが教えるポイント
「ふとん掃除機は、一人暮らしのときはいらないと思っても、結婚したら奥さんやお子さんのためにも欲しいと思う人が増える家電です。東芝のトルネオはサイクロン式で、ヘッドを付け替えればハンディクリーナーにもなるなど、汎用性があるのがいいところ。コードレスで、取り回しが自由なのもいいですね」(戸井田さん)
その4
〈床拭きロボット〉
これ1台で重労働の拭き掃除もロボット任せ!
iRobot
ブラーバ ジェット240
実売価格3万2270円
「ルンバ」で知られるiRobot社がリリースした床拭きロボット「ブラーバ」のコンパクトな新モデル。ジェットスプレーで水を噴きつけ、最大15畳を自動で拭き掃除してくれます。スマホから、清掃スタート・ストップ、清掃モードの設定、清掃履歴の確認などを行うこともできます。
プロが教えるポイント
「これを一人暮らしのときから使っているという人は少ないので、喜ばれること請け合いです。使い捨ての専用クリーニングパッドもいいですが、別売の最大50回洗濯することが可能なパッドにすればランニングコストも安くてすみます。毛ゴミがよく取れるので、犬を飼っている家庭では本当に重宝しますよ!」(戸井田さん)
その5
〈ホットプレート〉
ヨーロピアンテイストのデザインで食卓も華やかに!
プリンセス
テーブルグリル ピュア
実売価格2万1600円
白いセラミックプレートと天然竹の土台が美しい、オランダ・プリンセス社のホットプレート。高い熱伝導性と蓄熱性があるプレートで、食材の旨みを引き出します。プレート全体が中央に向かって緩やかに傾斜し、中央の穴に油が落ちるので、食材がギトギトすることもありません。
プロが教えるポイント
「純白のセラミックと竹の組み合わせが素敵で、ぜひオシャレな新婚夫婦に使ってもらいたい一品です。お友達が来たときに、最初はオードブルを並べ、一通りオードブルを食べ終わったらスイッチをオンしてもOK。通電しなければ普通の食器としても使えるので、出しっぱなしでも大丈夫です。焼き跡がキッチンペーパーでスルスルと取れて、手入れがラクなのもうれしい!」(戸井田さん)