デジタル
2021/8/30 10:00

NEC、AIやIoTシステムに活用できるファクトリーコンピューター「FC98-NX シリーズ」を発売

NECは8月30日、ファクトリーコンピューター「FC98-NX シリーズ」の省スペースモデル3機種を発表。同日から販売を開始します。

 

ファクトリーコンピューターは、社会インフラや製造業をはじめ、さまざまな業種における設備機器やシステムの運用管理を支えるためのコンピューター。一般的なPCと違い、24時間の連続稼働やさまざまな設置環境に対応できることが求められます。

 

新機種は、高速処理が可能なNVMe SSDや高速通信が可能な10GbLANに対応。たとえば製造現場において、振動や温度、湿度の情報やほかの装置の稼働ログなど、大容量のデータの高速処理が可能になったことで、AIやIoTシステム用途として高い性能を発揮するとのこと。

 

また、画像処理用途に向けて、拡張ボードを内蔵できる拡張スロットのPCI Express x16を標準で装備。これにより、対応のビデオカードを搭載することができ、グラフィックス表示の高解像度化が可能になるため、製造現場や顧客システムにおいて画像データを利活用できるとしています。

 

上位モデルの「FC-E20W」は、インテル Xeon プロセッサー搭載で、希望小売価格は61万9300円から、中位モデルの「FC-E22K」は、インテル Core i3 プロセッサー搭載で、希望小売価格は55万5500円から、下位モデル「FC-E29U」はインテル Celeron プロセッサー搭載で、希望小売価格は40万4800円からです。