“いま”爆売れ中のモノを「デジタル・家電」からセレクト。識者陣がヒットの背景を解説する。消費者ニーズに“ビッタビタ”な“ゴン攻め”商品の数々、知らないとマジでヤバいです!!
※こちらは「GetNavi」2021年10月号に掲載された記事を再編集したものです。
【その1】 1インチセンサーの画質は繊細です
スマホ最大級のセンサーとOLEDディスプレイを搭載
シャープ
AQUOS R6
実売価格 13万3920円(ソフトバンク)
ライカとのコラボの一眼が見たままの世界を捉える
5G対応スマホ。カメラは老舗メーカーのライカと協業して開発された。従来モデルと比較して約5倍の面積を持つ1インチセンサーと、歪みを1/10に抑えたレンズで、高精細な撮影が可能。残像を抑えて滑らかに表示する有機ELディスプレイだ。
【トレンドのツボ】 「メインのカメラ」がスマホになった時代に対応
スマホのカメラは、「とりあえず撮る」から「メインのカメラとして使う」時代に。カメラの性能を前面に押し出したスマホが軒並み売れており、AQUOS R6もその波に乗ってきている。
コレも注目!
ソフトバンク
Leitz Phone 1
実売価格 18万7920円
撮影した映像を美しく表示できる6.6型OLEDと、1インチカメラセンサーを採用した、同社初のスマートフォン。高度なモノクロ撮影モードも装備。高級感を醸す外装も魅力だ。
【その2】フィルムカメラ然としたボディに一眼惚れ
銘機を彷彿させる意匠はカメラファンを魅了する
ニコン
Z fc 16-50 VR SLレンズキット
実売価格14万9600円
マニア垂涎のレトロなデザインが秀逸
銘機「ニコン FM2」にインスパイアされたデザインが特徴。常用ISO51200の高感度と、上位機種にも採用の画像処理エンジンで、ノイズを抑え細部と質感を鮮明に描写。目的の設定を素早く変更できる「iボタン」で意図通りの撮影を楽しめる。
【トレンドのツボ】 あの「ニコンD850」に迫るメーカーも想定以上の受注数
大手ECサイトの売れ筋ランキングで、レンズキットがミラーレス一眼部門の1位を獲得。予約時点で想定以上の受注があり、ベストセラーの「D850」に迫る予約状況となった。
【その3】ビデオ会議チューもサクサク操作できマウス
マウス操作のみでTeamsの起動・受話・終話ができる
レノボ
Lenovo Go USB Type-Cワイヤレス マルチデバイスマウス
実売価格7700円
マウスモードとコールモードをカンタン切り替え
Bluetoothで2台、USB Type-Cのドングルで1台、計3台のデバイスと接続可能な5ボタンマウス。トップボタンのクリックでデバイスを切り替えられる。コールモードでは、Teamsなどのオンライン会議ソフトでマウスから様々な操作が可能。
【トレンドのツボ】 ひとり1台の時代に備えて新ブランドを展開
ひとつのデバイスに複数の機能を持たせたアクセサリーを販売するのが、新展開のブランド「Lenovo Go」。リモート需要による「ひとり1台」の時代に急成長が予想される。
構成/ブルーラグーン 文/井上 晃、海野大介、きだてたく、中山秀明、ブルーラグーン、湯浅顕人 撮影/高原マサキ(TK.c) イラスト/勝間田しげる