世間ではポケモンGOが人気ですが、照明の世界でもgoと名のつく画期的な製品が登場しました。それが、「Philips Hue Go」(以下Hue Go)です。Hue Goは、アプリケーションで明かりをカスタマイズできるLED照明「Philips Hue(フィリップス ヒュー)」シリーズの新モデル。Hueといえば、IoT(Internet of Things=モノのインターネット・あらゆるモノがインターネットに接続される概念)を代表する製品として脚光を浴びてきました。そして今回はバッテリーを内蔵し、本体を持って「go」できる仕様に。つまりポータブルになったというわけです。
半球状の本体だけで幅広いカラーが再現できる!
では、Hue Goについて、以下に詳しく説明していきましょう。Hue Goは、半球状の照明で、最大1600万色以上のカラーを再現可能。前モデルの「Philips Hue」では、ランプとスマホなどのデバイス間の信号を橋渡しする「ブリッジ」と呼ばれる機器が必要でした。しかし、今回登場したHue Goは、本体のボタン操作だけで7つのプリセットシーンが選択可能。また、プリセットの色が変化する際にグラデーションで色が変化しますが、その際に、好みの色で止めることも可能です。また、バッテリー内蔵タイプになってので、部屋の中はもちろん、ベランダなどにも持ち運ぶことができるようになりました。バッテリーはフル充電で約3時間の点灯が可能です。
専用ブリッジを使えばさらに細かい色設定ができる
さらに、専用ブリッジを使えば、スマホやタブレットのアプリで操作することができます。アプリでは細かい色設定ができるので、再現色数の1600万色をフルに活用することが可能。また、音声コントロールやアラーム機能などにより、照明の点灯/消灯、色の変化など、指定した時間に自動で切り替えることもできてしまいます。
API(プログラム)を公開しているので、豊富なサードパーティアプリ(製品の製造者以外が作成したアプリ)があるのも魅力。音楽に合わせてLEDの色や明るさが変化するDJプレイのようなアプリもあり、より一層Hue Goのポテンシャルを引き出してくれます。
モノの形状に合わせて貼り付けられるリボン状の照明も登場!
同時に「Philips Hue ライトリボン プラス」(以下ライトリボン プラス)も発表されました。ライトリボン プラスは、長さ2mのリボン状のLED照明。裏面がテープになっており、貼り付けるものに応じて曲げることが可能なので、壁や床、天井、カーテンレールやソファの下などに張り巡らせることができます。33cm単位で切断することもできるほか、別売りのエクステンションを追加して長さを伸ばすことも可能です。従来品に比べ、約13倍も明るくなり、新たに白色の表現が加わったのも魅力。暗い廊下の常夜灯として、またベッド下などの雰囲気づくりなどにもひと役買ってくれそうです。
発表会では、タレントの安田美沙子さんと、日本最大の部屋のインテリア実例共有サイト「RoomClip」の執行役員である川本太郎氏がトークセッションを行いました。安田美沙子さんは、すでにHue Goを使っているそうで「自然が好きなのでグリーンを使っています」とのこと。オレンジも試してみたところ、温かい感じが良かったと話していました。
安田美沙子さんは、ベランダでバーベキューをしたり、朝食を摂ったりすることもあるとのこと。これまでは備え付けの照明を使っていましたが、今後はHue Goに切り替えたいと意欲を燃やしていました。また、ライトリボン プラスは、LEDなので本体が熱くならず、ワンちゃんが居ても安心できる。夜も一緒に明るいところで遊べるのがうれしいと話してくれました。安田さんの言う通り、Hue Goおよびライトリボン プラスは、あらゆる場所で好みの照明を楽しめるため、プライベートで大活躍しそうなモデルです。ペットや赤ちゃんの安全のためにも役立つとあって、今後はますます注目を集めるのではないでしょうか。