14日にリリースされたiOS 10は、「これまでで最大のリリース」とされ、数多くの新機能が追加されています。最新のiPhone 7シリーズでなくても利用できるため、いち早くアップデートをされた方も多いのではないでしょうか。そんなiOS 10の目玉機能のひとつとして、「写真」機能が強化され、自動整理やフォトムービー作成機能が搭載されました。
こちらが新しい「写真」のトップページにあたる「アルバム」の画面。新しい項目として、「ピープル」と「撮影地」が追加されました。
ピープルは、最新のディープラーニング技術を使い、カメラロール内の写真に写っている人の顔を分析して、その人が写っているフォルダーを自動で作成してくれるもの。その分析力は素晴らしく、真正面だけでなく、ななめや横顔、帽子をかぶっている場合などでも、高い確率で特定してくれます。ただし、編集部で試したところ、サングラスやメガネなどをかけている場合は、別人として振分けられてしまいました。
また、初めてピープルを利用するときにはすべての写真のスキャンが必要で、電源接続時に自動で分析が行われます。アップデートしてしばらくは、充電中に本体が熱くなることがあるのはこのためです。
撮影地ごとに写真を整理する機能は以前から搭載していましたが、iOS 10ではトップにフォルダーが作成され、短いステップで確認できるようになっています。
トップ画面下部の「メモリー」は、日付や撮影場所などから自動で写真を選定し、写真が連続して表示されるフォトムービーを手軽に作成できる新機能。BGMや再生時間なども簡単に設定できます。
また、タイトルや使用する写真、再生時間を細かく設定して編集することもできるので、オリジナルのフォトムービーも簡単に作ることができます。
このほか、写真を撮影する前後の動きや音声を記録できる「Live Photos」の編集も可能となり、より自由度の高い写真を作れるようになりました。
写真を撮るだけでなく、撮ったあとの楽しみ方も提案する新しい機能が追加されたことで、iPhoneで撮影する機会がより増えそうですね。
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