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2017/1/6 18:00

iPhoneが虫メガネになる? 写真アプリ以上に拡大できる「拡大鏡」の使い方【いまさら聞けない】

iOS 10でいろいろな機能が追加されましたが、今回は「拡大鏡」機能の使い方をご紹介します。

 

「拡大鏡」機能を使用するには、まず拡大鏡をオンにする必要があります。

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↑「設定」画面の「一般」項目から「アクセシビリティ」に進み、「拡大鏡」のメニューをオンにしましょう

 

設定をオンにした後、ホームボタンを素早く3回押すことで拡大鏡が起動できるようになります。

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↑拡大鏡を起動すると計5種類のアイコンが表示されます

 

①ズームレベルのスライダー。「+」のほうへ動かせば動かすほど拡大をすることができます。

②「フラッシュライト」のアイコン。暗い場所で使用する場合など、状況に応じて使用しましょう。

③このロック型のアイコンではフォーカスの固定を行うことができます。ディスプレイをタップしてもフォーカスロックができるので、ピントの状態を固定したい場合に使用しましょう。

④二重丸のアイコンは画面を固定する際に使用します。ホームボタンと似ていますが、画面上のこのアイコンをタップするようにしましょう。

⑤カラーフィルターのアイコン。カメラと同様に拡大鏡で色の調節などをしたい場合はこの部分をタップします。

 

拡大鏡を使用するには、まずズームしたい物にカメラを向けてライトやフィルター、フォーカスなどを細かく調節します。

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↑うまく焦点が定まったら中央の画面固定ボタンを押し、処理の完了を待ちましょう

 

固定の処理が終われば画面固定ボタンの外側が黄色く表示され、拡大ができるようになります。

 

拡大の操作はスライダーだけではなく、ディスプレイ上でのピンチインやピンチアウトでも操作できるので保存された写真と同じように扱うことができます。

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↑カメラで撮った画像と比較すると、写真アプリのズームでは左側の画像ほどの拡大しかできませんでしたが、拡大鏡を使った右側の画像では楽器の注意書きを画面いっぱいに表示できるほど拡大させることができました(iPhone6sで撮影)

 

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↑おなじみのiPhone5を拡大鏡で拡大させた場合でも、ホームボタンの四角がディスプレイいっぱいに表示されるほどズームさせることができます

 

また、画面を固定した拡大鏡の画像はカメラアプリなどと同様にフィルターを掛けることができます。

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↑フィルターを掛けた場合でもズーム率は変わらないので、“グレイスケールにして文字をさらにはっきりと表示させる”といったように、いろいろな使い方が可能です

 

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↑拡大鏡で使用した画像は、固定や処理を行った後に画面上を長押しすると「イメージを保存」というメニューが表示されるので、そこをタップすれば写真アプリの中に保存されます

 

以上の画像はすべてiPhone6sで撮影したものですが、カメラ機能が大幅に強化されたiPhone7ではさらに鮮明な拡大ができると考えられます。

文字が小さくて読みにくい場合など、ぜひこの拡大鏡機能を活用してみてください。