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調理家電
2022/1/8 19:30

コスパもデザインも良し! アイリスオーヤマの「クッキングケトル」でおもてなし料理に挑戦

一人暮らしをしていると特に、調理家電の購入は慎重になりますよね。実際にどれくらいの頻度で使うか分からないので、キッチンスペースを圧迫するだけの置き物にならないか……という不安が最大の理由でしょう。

 

筆者もそんな一人ですが、最近注目している製品はアイリスオーヤマの「クッキングケトル ICK-M1200-B」です。アイリスオーヤマの調理家電といえばコスパの高さに定評があります。本製品も実売価格1万4080円(税込・以下同)で、作れる料理も幅広いのでコスパは抜群!

 

クッキングケトルの王道調理である”湯沸かし”や”ラーメン”を、今さら紹介しても面白くないですよね。そこで、今回はこのクッキングケトルを使って、おもてなし料理に挑戦してみました。

 

ぬくもりを感じるオシャレなデザインがイイ!

本製品を見て最初に感じたのが「デザインがオシャレで気分がアガる」ということでした。マットな質感のボディと木の組み合わせにはぬくもりが感じられ、つい写真を撮りたくなってしまう佇まい。本体サイズは幅280×奥行き200×高さ187mmで、キッチンスペースはあまり取らないサイズ感です。

↑マットな塗装と木の取っ手がオシャレ。重さは約1.8kg、定格消費電力は1200Wです

 

ケトルとコンロは分かれており、ケトルがセットされていない時は自動で電源がオフになる安全構造となっています。また、ケトルの底がテーブルに接しない形状なので、鍋敷きは不要。ちょっと気が利いていると思いませんか?

↑ケトルはそのまま水洗い可能。マグネットプラグ式の電源コードで、引っかかってもすぐに外れる仕組みです

 

ケトルの注ぎ口には湯切り口が付いているので、野菜やパスタなどの麺を茹でる際にも重宝しそう。コンロが一口しかない一人暮らしのキッチンでも、これがあれば同時調理がしやすくなりそうです!

↑注ぎ口は湯切りがしやすくなっています。これはクッキングケトルならではですね

 

5つの自動メニュー機能を使えば材料を入れるだけで完成!

本体は、細やかな温度制御が可能なマイコン式を採用。手動で温度や時間を設定すればその温度をキープしてくれます。

↑手動で40〜100℃に設定可能。調理時間は、40〜70℃のときは4時間まで、80〜100℃のときは30分まで設定できます

 

手動での設定だけでなく「鍋」「サラダチキン」「インスタント麺」「炊飯」「煮込み」の5つの自動メニューも搭載しています。手順は簡単。材料をケトルに入れたら「自動メニュー」ボタンを押して、1〜5のメニュー番号を選択し、「スタート」ボタンを押すだけ。ほったらかし調理が叶います。

 

おもてなし料理に挑戦

筆者が最初に作ってみたのは、寒い季節にぴったりな「キムチ鍋」です。本製品にはレシピブックが付属していないので、公式サイトで紹介されているレシピを参考にしました。

↑公式サイトではキムチ鍋のほかに、ラタトゥイユやプリンなどのレシピが紹介されています

 

自分で調理するのは下準備のみ。材料をカットしたらケトルに投入し、「自動メニュー:1」を選択。約15分待てばキムチ鍋の完成です! 完成後は自動で保温状態になるので、アツアツの状態をキープできます。鍋物といえば普段はカセットコンロで調理することが大半でしたが、ケトル調理では火を使わないので、つきっきりにならずに済みます。IHだからといって時間が長くかかることもなく、これからの季節には大活躍しそうです。

↑1人分の鍋の量としてはちょうどいい。今回は2人分だったので2回作りましたが、2回目の完成を待つ時間もそう長くは感じませんでした

 

煮込み料理、ごはんもの、低温調理と幅広い調理に大活躍

鍋物が作れることは想定の範囲内。さらにクッキングケトルの良さを感じようと「ラタトゥイユ」「炊き込みごはん」「ローストビーフ」にも挑戦してみることにしました。

 

ラタトゥイユは、ケトルにカットトマト缶やにんにく、白ワインなどを入れ、その上にカットした野菜を並べて、オリーブオイルを回しかけたら準備は終わり。「自動メニュー:3」で調理を開始したら、18分ほどで完成しました。

↑トマトの旨味が野菜に染み込んでいて、熱くても冷めてもおいしい。おもてなし料理の前菜としてはもちろん、作り置きしておくと良さそう!

 

炊き込みごはんは、お米、調味料、にんじん、生姜、いわしの缶詰などを入れて、「自動メニュー:5」で調理を開始したら、約45分で完成です。炊飯器のように早炊きはできませんが、保温できるので、鍋で炊くよりも便利と言えます。普段、なかなか炊き込みごはんを作る機会がなかったのですが、これだけ手軽ならもっと作ってみたいなと思えました。

↑生姜の香りがしっかりするので、缶詰の魚の生臭さは一切ありません

 

ローストビーフなどの低温調理は手動で温度と時間を設定してもいいですが、今回は「自動メニュー:4」で調理しました。300gの肉の場合、調理時間は125分が目安。今回は少し肉が小さかったこともあり、思った以上に火が入ってしまいました……。低温調理は温度管理が難しいので、少し慣れが必要かもしれません。

↑低温調理は手動で温度と時間を設定するのがオススメ

 

今回、いくつか料理を作ってみて「クッキングケトル=鍋料理か麺類を作るもの」というイメージが大きく覆されました。ただし、炒め物や揚げ物、焼き物には使えないので、長時間コンロを占拠しそうな料理を作るのに活用するといいでしょう。

 

「クッキングケトル ICK-M1200-B」は実売価格1万4080円と、普通のケトルとして考えれば割高です。しかし、調理もできると考えれば妥当。鍋料理やスープ、ごはんもの、お菓子作り、低温調理といった幅広いシーンで使えるので、「買ったもののあまり使わない」といったことはなさそうです。一人暮らしや二人暮らしにちょうどいい卓上調理家電が欲しいと考えているなら、このクッキングケトルは有力候補になりそうです!