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2022/1/7 17:00

冬キャンプには「ホットラム」を選ぶべき! ラム酒の代名詞「バカルディ」で知る新しい楽しみ方

夜空がきれい、焚き火の醍醐味が楽しめる、虫がいないなど、冬はもうひとつのキャンプシーズン。とくにテントで温まりながら、しんと冷えた自然のなかで過ごす体験は得難い贅沢といえます。その時間を豊かにしてくれるのはやっぱり、お酒でしょう!

 

ウイスキーのお湯割り? ホットワイン? いいえ、いまこそ知ってほしい、ホットラムこそ冬キャンプのおともにふさわしいお酒であることを。ラムの特徴や飲み方などに触れながら紹介しましょう。

 

そもそもラムってどんなお酒?

ラムとは、サトウキビでつくられた蒸溜酒のこと。ジン、ウォッカ、テキーラと並び、世界の四大蒸溜酒のひとつに挙げられますが、ラムは熟成の有無や生産国に左右されないことなどから味のバリエーションが多彩。色がクリアなホワイトラム、樽熟成による薄い褐色のゴールドラム、さらに長期間寝かせることで風味やボディが強く濃い褐色のダークラムなど数種がある、多様性豊かなお酒といえます。

↑ラムは飲み方も様々。今回はホットラムを取り上げつつ、多様である理由も解説します

 

味の特徴は、原材料由来の甘やかな香りと豊かなコクにあり、フルーツやスパイスなどと好相性なことも魅力です。代表的な銘柄は「バカルディ」。世界ナンバーワン(※)のラム酒ブランドとして知られています。

(※) 2020年1~12月販売数量:IWSR社調べ

【関連記事】日本で一番ラムに詳しい男に聞いた!「バカルディ クアトロ」で体感できる「エイジドラム」の奥深い話と楽しみ方

 

冬は、ラムがおいしい季節だった!

南国・カリブ海の島々が発祥といわれるラムには、“夏”のイメージがあるでしょう。もちろん実際、夏に最適のお酒ですが、楽しむのに季節は問いません。冬の寒いときに温めて飲んでも抜群においしいお酒が、実はラム。

 

それはやはり、ラムは甘やかな香りと豊かなコクが特徴だから。香りに甘みがあるため、温めてもツンとしたアルコール臭が立たず、コク深いため、割り材と合わせてもラムらしいフレーバーがカクテルと調和します。

 

とくに冬は、熟成させてコク深さを増したゴールドラムやエイジドラム、ダークラムがオススメ。ラムは南国の陽気な人々のなかで生まれ愛されてきたお酒であり、「ラムを飲んでいっそう開放的な気分になろうよ!」という思いが込められています。

 

そんなラムは、日常から解放されて自然と一体化するキャンプとも相性抜群。家族や気の置けない知人たちと焚き火を囲み、夏は元気にワイワイと。冬はまったり談笑しながら、心を開放して本音で語り合う。そんなときにふさわしいお酒なのです。

 

冬レシピのイチオシは「ホットラムチャイ」

イチオシの飲み方は「ホットラムチャイ」。スパイス香るインド伝統のミルクティー「チャイ」にラムを加えたカクテルのこと。ラム初心者でもおいしく作れる、基本的なレシピを紹介しましょう。

↑ラムはスパイスとも調和するほど懐の広いお酒。「ホットラムチャイ」で、ぜひ絶妙なマッチングを試してください

 

【材料】
ゴールドラム:40ml
・ミルクティー:150ml
・スパイス:適量(クローブ、カルダモン、シナモン、生姜)
・メープルシロップ:小さじ3杯

 

【作り方】


1.耐熱グラスに「バカルディ ゴールド」または「バカルディ エイト」、スパイス、メープルシロップを入れる。

 


2.ミルクティーは、ミルクから淹れるロイヤルミルクティーがおすすめ。

 


3.沸騰したアツアツの状態で注ぎ、ステア。

 


4.お好みでシナモンスティックを入れ、完成。

 

味わいはまろやかでほんのり甘く、ラムのふくよかなコクが大人なエッセンスを、茶葉の渋味が上品なニュアンスを、スパイスの妖艶な香りが遊び心を演出します。そして口当たりからアフターの余韻まで、きわめてスムーズで体の中に染み込むような心地よさ。これはチャイのミルク、ラム、メープルシロップそれぞれが、共通の“甘み”という方角に向いているからでしょう。

 

冬のキャンプには寒さがつきものですが、寒いからこそ体の芯まで温まり、テンションも上がって楽しい気分になれる。高揚しているからこそ話が弾み、キャンプの時間がいっそう素敵な思い出になる。これはホットラムならではの体験だと思います。

 

温かくてまろやか。甘やかな香りとふくよかなコクが、体も心も包んでくれる、そんなホットラムのカクテルは本能を刺激し、おいしさとともに感動すら与えてくれるはず。上記レシピを参考に、ぜひ試してみてください。

 

まだまだある! ホットラムを最高に楽しめるレシピ 3

冬におけるラムの飲み方は「ホットラムチャイ」以外にも多彩。バターにほうじ茶……!? ホットラムの振り幅は想像以上に広いんです。

 

・ホットバタード ラム

ほどよい甘さ、バターのミルキーなコクと香りがアクセントになる定番のホットラムカクテル。ゴールドラムの上品なフレーバーが全体の味を引き立てます。比較的「ホットラムチャイ」と近しいタイプの味わいです。

 

【材料】
ゴールドラム:40ml
・お湯:150ml
・メープルシロップ:小さじ3杯
・有塩バター:5g

 

【作り方】
1.耐熱グラスに「バカルディ ゴールド」または「バカルディ エイト」、メープルシロップ、お湯を注ぐ。
2.バターを入れ、溶けるまでよくステアして完成。

 

・ホットラム チョコレート

チョコレートとラムの相性の良さをそのまま感じられる一杯。ゆっくりとした時間を過ごしたい場面に最適です。ビターなチョコレートを使えば甘さが抑えられ、そのぶん大人な味わいを楽しめます。

 

【材料】
ゴールドラム:30ml
・溶かしたミルクチョコレート:75g
・ホットコーヒー:50ml
・ホットミルク:40ml
・メープルシロップ:小さじ2杯

 

【作り方】
1.耐熱グラスにすべての材料を入れ、よくステア。
※ミルクチョコレート、コーヒー、メープルシロップの代わりにホットミルク 150ml で溶いたココアパウダーを代用して作ることもできます。

 

・ホットラム ほうじ茶

甘さ控えめ、ほどよい香ばしさと苦みが飲みやすい、新しいホットティーカクテル。今回紹介する4種のラムカクテルのなかでは最も甘さが控えめ。茶葉の香りと相まった上品なテイストを満喫でき、飲み飽きない味わいに気分が安らぎます。

 

【材料】
ゴールドラム:40ml
・ほうじ茶:150ml
・メープルシロップ:小さじ2杯

 

【作り方】
1.耐熱グラスにすべての材料を入れ、よくステアして完成。

 

ホットラムにふさわしい銘柄があった!

冬はゴールドラム、エイジドラム、ダークラムがオススメと前述しましたが、イチオシの銘柄が「バカルディ ゴールド」。オーク樽で2~3年熟成させたゴールドラムで、リッチなフレーバーや厚みのあるコク深い味も魅力です。

 

また、様々なカクテルのベースとして、世界中のバーテンダーから絶大な信頼を得ている点も見逃せません。ホワイトラムの銘酒「バカルディ スペリオール」とともに、ラムカクテルのマスターピースとして愛されています。

バカルディ ゴールド

アルコール度数は40%で、写真の750mlと手軽なサイズの200mlがあります。

 

また、いっそうボディ感のある味を求めるならエイジドラムの「バカルディ クアトロ」がオススメです。こちらはアメリカンオーク樽で4年以上熟成させたバカルディの原酒のみをブレンド。その後、再度オーク樽に詰め直し数か月間寝かせる“ダブルエイジング”を行ってからボトリングしており、豊かなフレーバーとまろやかさの際立つ味が特徴です。

バカルディ クアトロ

2021年6月に日本デビュー。アルコール度数は40%で、750mlボトルが発売されています。

 

暖かい空間ではラムハイボールがオススメ!

とにもかくにも、冬キャンプで楽しむお酒にはホットラムが最適解。もちろんキャンプだけではなく、冬のあらゆるチルタイムにオススメなので、本稿を参考にぜひお試しください。

 

また、今回は寒いシチュエーションをテーマにしていますが、室内など暖かい空間ではシンプルにソーダで割ったラムハイボールもおいしく楽しめます。思い思いのシーンで素敵なラムライフを!

 

 

取材・文/中山秀明 撮影/湯浅立志(Y2) 撮影協力=PICA秩父