2022年も花粉に悩まされた人は多いのではないだろうか。寒い日もあり、暖かい日もあり、まだまだ「花粉が多い」日はしばらく続きそうだ。
となると、鼻をかんだあとのティッシュが問題となる。衛生面で考えても、鼻をかんだティッシュや使用済みマスクなどは持ち帰って自宅で廃棄、が基本なのは間違いない。だが、それ以前に、2022年1月には東京メトロの全駅でゴミ箱が撤去されるなど、都内で紙ゴミを捨てられるゴミ箱はすごい勢いで減少している。そもそも捨てられる場所がないのだ。
つまり現状では、各自が専用のゴミ箱を持ち歩くしかないのでは? という結論になる。
いま考えられるベストに近い! お手軽な“マイ・ゴミ箱”
ちょっと前であれば、コンビニのレジ袋にゴミを入れて持ち帰るという手もあったが、SDGs的な流れで難しくなっているし。ただ、ビニール袋は縛って密閉すればそのまま廃棄できて衛生的なので、方向性としては正解に近そうだ。
であれば、ごみ袋を上手く携帯する方向性を探るのが良いのではないか?
キングジム
ホルポ
左:スタンダードサイズ/右:二つ折りサイズ
各1680円(税別)
ということで入手してみたのが、キングジムから2月に発売されたゴミ箱ポーチ「ホルポ」。ナイロン製のポーチで、内部にごみ袋をセットすることで携帯型のゴミ箱として運用できるというものだ。
ポーチの開口部には板バネが入っており、左右から指で押すとパコッと開いて、指を離すとパチンと勝手に閉まる。このバネ口なら開閉の手間が少ないし、中のゴミが勝手に飛び出す心配がないのもありがたいところである。
使う前には、まず側面のジッパーを開けて、専用のロールごみ袋をセットする。次にジッパーの逆側からバネ口を引き出してから開け、ごみ袋の端を引き出して折り返す。
あとはバネ口を元に戻せば、準備0Kだ。最初はごみ袋の端をバネ口から引き出すのがちょっと戸惑うかもしれないが、一度やってしまえば、なんということもないはずだ。
で、鼻をかんだティッシュなりお菓子の包みゴミなりをポイポイ捨てて、満杯になったらバネ口を開けてごみ袋を引っ張る。すると、ロールから送り出されて袋がズルズルと延びて出てくるので、ミシン目でカット。あとは袋の口を縛って、そのまま自宅のゴミ箱に放り込めば、廃棄完了だ。
※ゴミはお住まいの自治体が指定する分別に従って捨ててください。
衛生的に問題のありそうなゴミも、こうやって小分けに密閉して捨てられるなら、気分的にも安心できるだろう。携帯性とゴミ捨ての手軽さ、そして衛生面も兼ね備えているあたりは、非常に優秀な“マイ・ゴミ箱”なのだ。