ライブ配信アプリ「17Live」で54万人のフォロワーを抱える長谷美穂さん。ライバーだけでなく、モデルや歌手として活躍しながら、次世代のライバー育成にも取り組まれています。
最近では、料理サイトNadiaのアーティストとしても活動中。現在までに600近いレシピを公開しており、昨年5月にはNadiaの月間MVPも受賞! 4月5日には『長谷美穂の10分でできるごきげんレシピ』(ワン・パブリッシング・刊)も出版されます。今回は、マルチな活動を続ける長谷さんに、いつもごきげんでいるためのライフハックをお伺いしちゃいます!
家族との時間を大切にするために「料理」の道へ
多彩な経歴が光る長谷さんですが、料理家としての活動を開始したのは、2021年の4月ごろ。2人のお子さんを育てながら、プライベートも仕事も両立したいと考えていく中で生まれたのが、10分でできるごきげんレシピだったそう。まずは、料理家として活動を始めたきっかけをお伺いしました。
「Nadiaアーティストに登録したころは、コロナ禍もあって、子どもとの接し方にも変化が出始めた時期でした。上の娘にも『あれ? ちょっと反抗期?』と思う出来事もあって、私自身も家族としっかり向き合いたい……そう考えるようになったタイミングだったんです。自分も変わりたかったし、家族との時間をたっぷり過ごすためにもと、関心が高かった食を探求したくなって、始めました」
「やるぞ!」となった長谷さんは、ライバーの活動と並行して料理家の活動も始めます。初めてのジャンルにも臆することなく、投稿するレシピの考案から料理の作成・撮影までどんどんこなしていきます。
「料理ってやればやるほど奥が深くて。調理学校にも通っていないので、本当にこれでいいのかな? と悩むこともありました。けれど“料理は自由だ”ってことを聞いて、気が楽になったんです。そこからは、自分流でどんどん発信できるようになりました」
しゃべるとガテン系! 長谷さんのモットーは「やるしかないっ」
とってもキュートな見た目の長谷さん。取材前はおっとりしている方なのかな? と思っていたのですが、お話していると超ガテン系! 丸1日近く料理を作り続けた撮影でも、終始笑顔で取り組まれていたそう。元気の源はどこにあるのでしょうか?
「ふたりの娘がいるんですけど、1人目の時からワンオペ育児でした。料理を作っている最中に泣き声が聞こえたら、火を止めて駆けつけて、子どもと一緒に寝ちゃうなんてこともしょっちゅうだったんです。でも、キッチンに戻って鍋の中を見たら、入れていたお肉が余熱でめっちゃ美味しくなってて(笑)。意識的に時短をしようとしていたのではなく、育児しながらでもできるレシピが私の中に蓄積されていきました。
実は摂食障害だったこともあり、昔は落ち込みやすい性格だったんです。けれど、このままじゃダメだ! って奮起して、どうしたら毎日をごきげんに過ごせるか考えていく中で、いろんなことをポジティブに考えられるようになりました。少しずつ克服しながら、今ではどんなことでも『やるしかないっ!』って精神で生きてますよ(笑)」
そんな頑張り屋さんの長谷さん。1日のスケジュールを伺ってビックリ!! 子育てしながら、自分のやりたいことにも全力で取り組まれています。
《長谷美穂さん 1日のスケジュール》
朝
6時30分 起床(美容タイム/SNSや仕事チェック)
7時 朝食作り&自分の準備、子どもたちの見送り
9時 掃除
10時 買い物
11時 レシピを考案/Nadiaにアップ昼
13時 昼食(レシピ作成&撮影)
15時ごろ 長女帰宅、一緒に宿題(合間にSNSチェック、所属ライバーさんのケアも)
16時ごろ 次女の保育園へお迎え夜
17時ごろ 夕飯作り&レシピの試作
18時 お風呂
19時 家族で食卓を囲み、夕飯
20時 洗濯、洗い物、キッチンリセットなど家事(終わったら、子どもたちとテレビ♪)
21時 子どもたち就寝
所属ライバーさんの配信チェック、SNSの投稿準備、Nadiaのレシピアップなど
2時ごろ 就寝
「子どもとの時間も、料理家としての時間も、ライバーのことも全部やりたいんです。周りからは、生き急いでいるって思われているかもしれないですけど(笑)、自分の中で『成長したい!』って気持ちが強くて。ママだから夢を諦めるって声も聞きますが、諦めなくてもできるってことを私自身で証明したいんです。年齢はレベルだと思っているので、自分自身もレベルアップしているつもりで挑戦しています」
調理道具は最低限! お味噌汁も耐熱ボウルで作っちゃう?
『長谷美穂の10分でできるごきげんレシピ』には、タイトル通り10分程度でできる70以上のレシピが、4つのパートにわかれて紹介されています。時間の短さはもちろんのこと、本を読んで驚くのが、調理道具の少なさ。ほぼフライパン、小鍋、電子レンジだけで作れるものばかりです。
「家にあるお鍋は、スープ用の小鍋とフライパンが1つずつと、お鍋用の土鍋だけですね。電子レンジで加熱するのも耐熱ボウルや容器でやっちゃいますし、キッチンツールも最低限のものだけ。最近は、耐熱ボウルでお味噌汁や、電子レンジで焦げまで作れるようになりました(笑)。料理で時短と聞くと、いろんな道具や調味料が必要と思われるかもしれませんが、必要最低限でOKです」
どんな調理道具やキッチンツールを使っているかは、『長谷美穂の10分でできるごきげんレシピ』でチェックしてみてくださいね。メーカーさんも記載されているので、購入の参考になりますよ! さらにレシピ本には、料理ごとに長谷さんの一言メッセージが添えられています。
「私はトマトが大好きなんですけど、子どもが苦手で……。でも『なすと煮込みミートボール』なら食べられるって子どもウケが抜群でした。初めて料理をされる方やお料理が苦手な方でも、作りやすいように工程の写真も大きめに掲載しています。また私のコメントも参考にしてもらいながら、『私ならこれできるかも』とチャレンジするきっかけにしてもらいたいですね」
料理と生活が融合したリアルな自分を発信したい
料理家の活動を続けてきたことで、家族との関係にも変化が生まれたそうです。
「ちょっと反抗期気味だった上の娘も、一緒に食卓を囲む時間や会話ができる時間も増えて、最近は私に恋愛の話もしてくれるようになりました。娘にはへーなんて、大人な対応していますけど、内心はすっごくうれしいです(笑)。
料理の仕事をし始めて、1日の時間の使い方も考えるようになって、子どもたちとの時間を作れるようになりました。生活に追われて、自分のことは後回し……になっている人も多くいらっしゃると思います。24時間の中で、料理の時間を少しでも減らして、家族の時間や自分の時間を増やすお手伝いができたら、私自身もすごくうれしいです」
今後は、動画編集にも力を入れたいと語る長谷さん。今後の目標を伺いました。
「自分自身、料理に救われた部分も大きいので、もっと料理と生活を融合した、リアルな私を動画でも発信したいと考えています。夏ごろに引っ越しを予定しているのですが、キッチンどうしようかな? とか、お庭でBBQしたいな〜とか、マンガのような骨付き肉を丸かじりする動画撮りたいな〜とか(笑)、やりたいことはたくさんあります。
私自身、夢だったレシピ本を出版することができました。ママだから、子育て中だからと、夢を諦めてしまう人もいますが、何歳になっても、どんな人でも夢を持っていいよ、そんなことを伝えられたらと思っています。『長谷美穂の10分でできるごきげんレシピ』は、眺めているだけでも楽しいレシピ本なので、日頃から応援してくださっているファンの皆さん、新生活で料理に不安がある方、毎日のお仕事や子育てを頑張るパパ・ママにも届けたいです」
終始笑顔で楽しそうにお答えしてくれた、長谷さん。毎日に追われがちな私も『長谷美穂の10分でできるごきげんレシピ』でササッとおいしい夕食を作って、ごきげんになりたい!
「下ごしらえはレンジにまかせる」「お刺身を使って火を使わずに作る簡単1品」「ポリ袋でもんで作る」など、毎日の料理をもっと手軽にできるアイデアが満載。個人的におすすめは、たった10分でできる「煮込まないドライカレー」。フライパンひとつでできてしまうので、夕飯はもちろん、少し多めに作って作り置きしておくのにもピッタリです。
長谷さんのレシピは、野菜をたっぷり使ったものが多いので、お子さまはもちろん、偏食気味な大人にもうれしい。今日は何にしようかな? と冷蔵庫と『長谷美穂の10分でできるごきげんレシピ』を開けば、あるものだけで作れちゃいますよ。
【書籍紹介】
長谷美穂の10分でできるごきげんレシピ
著者:長谷美穂
発行:ワン・パブリッシング
ほぼ3ステップ、10分程度でできるおかずばっかり載せました! レシピサイトNadia・ライブ配信アプリで大人気の長谷美穂さんの初のレシピ本です。仕事・家事・育児に忙しい中でも、おいしいごはんを食べたい!という願いをかなえる時短&絶品レシピをたっぷり紹介します。長谷さんのレシピのテーマは「子どももおいしく食べてくれて、自分の健康・美容にもうれしいレシピ」。肉をやわらかくする、食べやすい味つけにするなど、お子さんに食べやすい工夫だけでなく、ヘルシー&高たんぱくな食材を意識的に取り入れるアイデアも。料理を作る人の負担を増やさず、おなかが減った家族を待たせない時短テクニックは必見です。
※楽天ブックスでは、限定特典として、オリジナルレシピカードがついてきます。
https://books.rakuten.co.jp/rb/17050472/
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