アクションカメラブランドのGoProは、ボタン付き三脚としても使えるバッテリー内蔵グリップ「Volta」を発表しました。
GoProに代表されるアクションカメラは、本体の小ささを活かしてヘルメットや自転車、サーフボードなどにも装着できる機動性の高さが強み。一方でその本体サイズの制限から、常に動作時間の短さが問題となってきました。
今回登場したVoltaをGoProカメラにケーブル接続すれば、内蔵バッテリーにて駆動時間が大幅に延長。GoProによれば、5.3K解像度ビデオの4時間以上の録画が可能になるとしています。
グリップにはボタンが組み込まれており、片手によるGoProカメラのコントロールが可能。GoPro本体の小さなボタンに比べ、大幅に操作性が向上します。
さらにグリップの下部を広げることで三脚としても利用可能。本体は全天候型デザインとなっており、グリップから最大30m離れた場所からのカメラのワイヤレスコントロールも可能です。グリップには小型フラッシュやマイクなどを追加できる、メディアモジュラーが接続可能。モバイルバッテリーとして、スマートフォンなどをUSB-C経由で充電することもできます。
Voltaの国内価格は1万6500円。近年はスマートフォンの動画撮影能力が向上したことでアクションカメラを選択する理由が減りつつありますが、Voltaを組み合わせた長時間駆動が可能なGoProの撮影システムなら、ドキュメンタリーなどより過酷なシーンでの撮影で活躍することができそうです。
Image: GoPro
Source: GoPro