レモンサワーのブームが続く昨今、「のんある晩酌レモンサワー」「よわない檸檬堂」などノンアルコールタイプも続々と市場に投入され、ひとつのジャンルを形成し始めています。そのなかで、よりノンアル好きに刺さりそうなブランドが誕生しました。それが「サッポロ LEMON‘S FREE(レモンズフリー)」です。
発売記念イベントでは、お笑いコンビの見取り図が登壇。アルコール入りのレモンサワー2品を加えた3種を並べ、目隠しで飲み比べ(利きレモンサワー)したうえで「レモンズフリーはレモンレモンしてる」「レモン感が強くてほかの2つとは全然違かった」と絶賛していましたが、そこに忖度(そんたく)はないのか、気になるところです。
そこで、見取り図が飲み比べた2種のレモンサワーは何だったのかをイベント開催者に教えてもらい、筆者も用意してテイスティング。レモンズフリーを中心に、味などの特徴をレポートしていきます。
疲労感の軽減に期待できるのが「サッポロ レモンズフリー」
イベントの利きレモンサワーで用意されたのは、「サッポロ LEMON‘S FREE」のほか「キレートレモンサワー」と「サッポロ 濃いめのレモンサワー」。それぞれアルコール度数も違いますが、まずはスペックから比較。
「キレートレモンサワー」は、ポッカサッポロのロングセラー「キレートレモン」ならではの酸っぱいおいしさを表現したサワー。ビタミンCを350mg、クエン酸を3000mg配合し、果汁20%というパワフルなレモン感が特徴です。
一方、今回の主役である「サッポロ LEMON‘S FREE」も、クエン酸に着目した商品。ちなみに、キレートレモンブランドには“疲労感軽減”をうたう機能性表示食品「キレートレモン クエン酸2700」があり、2021年の販売数量は前年比120%増で売れているそうです。
そして「サッポロ 濃いめのレモンサワー」は、レモンサワーとしてのおいしさにとことんこだわったブランド。シチリア産の手摘みレモン果汁に加え、レモン漬け込み酒を一部使うことで、7%と比較的高めのアルコールながらも、そのボディに負けない濃厚なレモンテイストを実現しています。
どれもレモン感満点で濃厚! 氷満載でもパワーダウンなし
ここからはいよいよ飲み比べ。アルコールの低い順に飲んでみます。ということで、まずは「サッポロ LEMON‘S FREE」から。おお、これは確かに見取り図が「レモンレモンしてる」と表現したことに違和感のないレモンのパワフルさ。
きわめてジューシーですが、レモンスカッシュなどのジュースとは違って、甘さはあっても強い主張はなし。「キレートレモン」にも通じる酸っぱさや柑橘と炭酸の爽快感が強く、お酒ではないですが飲みごたえが抜群です。
続いて「キレートレモンサワー」。こちらはさすがの酸っぱさで、「サッポロ LEMON‘S FREE」とはまた違ったレモンの濃さを感じます。それはどこか複層的な柑橘の酸味でありながら、クリアでスイッといける飲みやすさ。また、余韻にはアルコールのボディを感じられ、キレもしっかりしています。
最後は「サッポロ 濃いめのレモンサワー」。こうして飲み比べてみると、アルコール度数の高さだけではなく、レモンピールの苦みも十分。一方で、甘さは比較的に控えめの大人なテイスト。酸味、ボディ、苦みなどがしっかりした濃い味わいで、アルコールが強めでもお酒のネガティブさを感じさせないおいしさになっています。
3種を飲み比べて感じたのは、どれもレモン感が抜群で味も濃く、氷をたっぷり入れてもまったくパワーダウンしないということ。休肝日には「サッポロ LEMON‘S FREE」、普通にお酒を楽しむなら「キレートレモンサワー」、より濃厚な味やボディを求めるなら「サッポロ 濃いめのレモンサワー」といった選択肢でチョイスするといいと思います。
冒頭で、ノンアルレモンサワーがひとつのジャンルを形成しそうと述べましたが、疲労感軽減という機能をもった「サッポロ LEMON‘S FREE」は差別化の点でも一芸に秀でています。ヒット商品候補として、目が離せません。
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