PCゲームプラットフォームSteamを運営するValve社は、人気の携帯ゲーミングPC「Steam Deck」の出荷を増やすことを目指しており、出荷日が「2022年第2四半期」との通知を受けていた予約者に注文受付のメールを送ったとの声明を出しました。購入期間はメール送信から72時間以内で、それを過ぎたら次の予約者に順番が移るというシステムです。
もともとSteam Deckは2021年末の発売を予定していたものの、半導体不足により発売を2月25日まで延期していました。従来の携帯ゲーミングPCは「携帯性と処理能力」のどちらにも振り切れなかった例が多く、当初はSeam Deckに対しても期待半分との見方が多かったものの、発売してみれば大好評を博していました。
しかも、最も高価なモデルが圧倒的な人気を集めたことから、もっと馬力のある「より高価な」後継モデルが計画中であることも明かされています。
これまで予約者には漠然とした出荷日が示されていましたが、Steam Deck公式サイトでは、「Q2(第2四半期)」は4月初旬〜6月末まで、Q3は7月初旬から9月末まで、そして「Q3以降」は2022年10月以降だと具体的に定義されることになりました。
出荷が延期されていた間に、Epic Gamesのアンチチートソフトへの対応や、中断したゲームの続きが他のPCで遊べる「動的クラウド同期」など新機能も追加されており、結果として非常に遊びやすい環境が整備されています。
自分のSteamライブラリ内にあるゲームのうち、どれがSteam Deckで遊べるかは、Valveが用意したページで確認できます。まだ日本からは買えないのが残念ですが(4月時点では米国・英国・カナダ・欧州のみ)、あまり円安が進まないうちに提供を望むゲーマーも少なくなさそうです。
Source:Steam Deck(Twitter) (1) ,(2)