米ツイッターの共同創業者ことジャック・ドーシー氏は、現在開発を進めている暗号通貨のハードウェアウォレット(物理的なチップ)こと「rockey」のプロトタイプを発表しました。
ハードウェアウォレットとは、仮想通貨を物理的なチップなどに保存できるデバイスです。通信環境がなくても持ち運ぶことが可能で、セキュリティの高さが特徴となっています。
現在ドーシー氏が率いるブロック(旧スクウェア)が開発を進めているrockeyは、中央が盛り上がった6角形の形状が特徴です。詳細はわかりませんが、大理石のような模様が施されていることもわかります。またデバイスには、指紋認証リーダーやUSB Type-C充電ポートが搭載されています。
ドーシー氏は2021年6月から、暗号通貨ウォレットの開発を表明していました。ブロックが伝える詳細によると、同社のハードウェアウォレットは暗号通貨ストレージの一つで、スマートフォン用アプリが用意されており、ウォレットやスマートフォンをなくしても暗号通貨が復元できるとしています。
現時点では、ブロックがいつ仮想通貨ウォレットをリリースするのかどうかについての情報はありません。仮想通貨の将来を断言することはできませんが、このような新たなハードウェアウォレットの登場は、仮想通貨の流通性をさらに高めるものとなりそうです。
Image: JesseDorogusker / Twitter
Source: The Verge