本稿では、「つけ麺」や「まぜそば」がウマい店をドーンと紹介していく。ガツガツ・モリモリ食べて元気になれるような“渾身の一杯”を出す店を テーマに、看板メニューや店内・外観写真などの基本情報を中心にお伝えしよう。これを機に、紹介した店の味を己の舌で確かめてもらえれば本望だ。
■本日のお店
SOBA HOUSE 金色不如帰
交通:京王新線 幡ヶ谷駅徒歩3分
住所:東京都渋谷区幡ヶ谷2-47-12
総座席数:8席(カウンター8席)
2種の塩とハマグリが香る上品で繊細な味付けが魅力
幡ヶ谷の名店「不如帰」が、2014年に店名を「金色不如帰」に変更。そもそもここは2006年創業で、ハマグリ出汁を使った繊細な一杯が有名な店だ。ラーメンファンだけでなく、評論家からも高い評価を受けている。限定メニューに意欲的な奇才・山本敦之店主は、ほかの店がやらないこと、使わない食材を探求。しかし高級食材を使用しつつも、スープと麺そのものはきわめてシンプルに仕上げているのが特徴だ。
同店の名物といえば、やはりそば(醤油)だが、素材を絞って塩の相性に特化した塩つけそばも隠れた人気メニュー。タレはモンゴル岩塩や沖縄産の塩をブレンドし、シャープな味に。スープはもちろんハマグリがベースだが、ゲンコツ、煮干し、椎茸などの出汁で味を調整。ツルツルっとすすりやすい三河屋製麺の特注麺は、つけ麺では珍しい丸ストレートだ。芸術品のように洗練された一杯を、ぜひ味わってほしい。
※価格やメニューは変更になっている場合があります。