米モトローラが開発中と噂される、次期折りたたみスマートフォン「Razr 3(仮)」。今年中にリリースと予想されているなか、同社の幹部が最新チップの「Snapdragon 8+ Gen 1」を採用すると思しき画像を中国SNSに投稿しました。
モトローラは2019年に初代折りたたみスマホ「Razr 2019」を発売。さらに2020年には後継モデル「Razr 5G」をリリースしていますが、いずれのモデルもSnapdragon 700番台のミッドレンジを採用していました。
そんななか、モトローラのゼネラルマネージャーShen Jin氏は中国のSNSサイトWeiboに、新たな画像を投稿しています。それは「Snapdragon 8+ Gen 1」のロゴが浮かび上がり、下にはV字型に開かれた何かのデバイスがうっすらと見えるもの。モトローラの折りたたみスマホといえばRazrであり、うわさのRazr 3に次世代プロセッサの搭載が予告された、と推測されているしだいです。
Snapdragon 8+ Gen 1は、台湾TSMCの4nmプロセスにより製造され、前モデルSnapdragon 8 Gen 1よりもCPUとGPUともに10%高速となり、電力効率も最大30%改善していると謳われています。
先日も実機とされる画像がインドメディアの91mobilesにより公開されており、ベゼルは薄くなってGalaxy Z Flip 3のような正方形に近づき、背面カメラはシングルからデュアルに強化されていることがうかがえました。
これまでの情報をまとめると、画面は前モデルと同じくFHD+解像度、背面カメラは1300万画素+5000万画素、前面カメラは3200万画素でRAM容量は8GB/12GB、内蔵ストレージは256GB/512GBとなるようです。
有名リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)のEvan Blass氏は、Razr 3が中国で7月下旬~8月上旬に発売され、グローバル版は後日に登場すると予想していました。競合するサムスンの次期折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold 4」や「Galaxy Z Flip 4」(どちらも仮称)は9月に発売との予想もありますが、モトローラが先に最新チップを搭載するとすれば、注目度も高くなりそうです。
Source:Weibo
via:PhoneArena