米グーグルが2022年秋に投入するスマートウォッチ「Pixel Watch」について、充電ケーブルの詳細やLTEモデルの通信仕様に関する情報が、連邦通信委員会(FCC)への登録から判明しています。
現在市場に存在するスマートウォッチは「Apple Watch」をのぞき、多くの場合で「USB-A」コネクタによる充電ケーブルが付属しています。しかしパソコンや電源アダプタがUSB-AポートからUSB-Cポートへと移行する中、USB-Cコネクタによる充電ケーブルのほうが利便性が高いのも事実です。
今回FCCに登録されたPixel Watchと思われる「モデル番号:G943M」では、付属ケーブルがUSB-Cであると説明されています。またスマートウォッチ側には、マグネットによる充電システムが搭載されるようです。
さらに海外テックサイトの9to5Googleによれば、Pixel Watchはグーグルのスマートフォン「Pixel 5」以降の機種で搭載された、リバースワイヤレス充電機能「Battery Share」でのチャージが可能とのこと。また付属のUSB-Cケーブルをスマートフォンに挿入しての、有線充電もできるだろうと予測しています。
その他のFCC登録によれば、Pixel Watchは「GQF4C」がWi-Fiモデル、「GBZ4S」「GWT9R」はLTE通信に対応したセルラーモデルになるようです。これらのモデル名の違いは、投入国によってモデルが異なる可能性を示唆しています。
Pixel Watchに関しては、古めのプロセッサ「Exynos 9110」とコプロセッサ、大容量RAMの搭載も報じられています。現時点では販売国の情報はありませんが、もし日本で販売されるなら国内のキャリア事情にあわせた通信仕様の実現を期待したいものです。
Source: FCC 1, 2, 3, 4 via 9to5Google