米Googleは先日のGoogle I/Oでスマートウォッチ「Pixel Watch」を2022年秋に発売すると発表しましたが、その性能や仕様については情報をほとんど明かしていません。
しかし、Google製品の例に漏れず、次々とリーク情報が届けられており、プロセッサが数年前のExynos 9110であることや、でもコプロセッサが追加されてある程度は補完されそうなこと、充電ケーブルがUSB-Cコネクタになることなどが伝えられています。なお、最後の噂話は「Apple Watchと同じ企業が組み立てているらしい」ことで、高品質の期待が持てそう……ということも重要でしょう。
そうした噂話の続きとしてプロセッサの名前や、ハプティックフィードバック(触覚を再現する技術)対応などが伝えられています。
有名リーカーMax Weinbach氏のツイートによれば、内蔵ストレージが32GBであることや、Exynos 9110が搭載されることを確認できたとのこと。これらは9to5Googleも別の情報源から裏付けを取っており、より確証が強まったことになります。
Can confirm.
32GB storage, Exynos 9110 SoC with an ARM M33 coprocessor from NXP. Also has linear haptics, so maybe good haptics outside of the Apple Watch! https://t.co/tgun45AOAn
— Max Weinbach (@MaxWinebach) May 21, 2022
またWeinbach氏は、噂のコプロセッサがNXPが開発したArm M33だという確信も得たそう。コプロセッサは、さまざまな処理をメインプロセッサから分担することで動作を軽くするとともに、色数の多い画面表示や心拍数モニタリングなどの豊富な機能を実現すると期待できるものです。
とはいえ、Arm M33も2年近く前の製品でそう新しくはなく、しかもExynos 9110も2018年のチップであることから、どれほど動作がサクサクになるかは未知数でしょう。
今回の新たな情報で注目されるのは「linear haptics」、つまり触覚フィードバック用のリニアモーターが導入されるという話。これはApple Watchにも採用されている技術であり、たとえば「画面を指で押さえると振動し、文字盤を変更できるユーザーインターフェースが起動」なども期待できそうです。
Source:Max Weinbach
via:GSMArena