Essential Productsの血を引くAndroidスマートフォンメーカーのOSOM Productsは、仮想通貨「SOL」を開発するSolana Labsと提携したスマートフォン「Solana Saga」の開発を発表しました。
Essential Productsとは、“Androidの父”ことアンディ・ルービンが立ち上げたブランド。同ブランドのスマートフォン「Essential Phone」はそのピュアなOS設計が評価されましたが、その後にEssential Productsは解散し、知財は英Nothingが買収しています。
そしてEssential Productsの中心メンバーが立ち上げたのが、今回話題となっているOSOM Products。以前には、セキュリティに優れたスマートフォン「OSOM OV1」の開発を発表していました。
今後OSOM Productsは、ブロックチェーンなどの暗号技術やWeb3に特化したスマートフォン「Solana Saga」を開発することになります。一方で、OSOM OV1の計画はSolana Sagaに受け継がれるのです。
Solana Sagaでは、Web3での取引やトークンやNFTなどのデジタル資産を簡単かつ安全に管理することができます。本体スペックはプロセッサがSnapdragon 8+ Gen 1、12GB RAM、6.55インチ/120Hz駆動ディスプレイ、4100mAhバッテリー(ワイヤレス充電対応)、5000万画素メイン+1200万画素超広角カメラと、ハイエンドそのものです。
Solana Sagaは米国、カナダ、英国にて販売され、価格は1000ドル(約13万円)。購入にはSolanaの仮想通貨「SOL」が必要です。製品は2023年第1四半期(1月~3月)に出荷されます。仮想通貨に対応したスマホは以前にHTCからも投入されたことがありますが、Solana Sagaが成功を収めるかどうかに注目したいものです。
Source: OSOM via 9to5Google