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2016/10/12 20:44

約4万円でVRゴーグル付属! フランス発のハイコスパSIMフリースマホ「IDOL4」が日本上陸!

Alcatel(アルカテル)ブランドを展開するTCLコミュニケーションは、SIMフリースマホの新製品として、VRゴーグルがセットになった「IDOL4」と指紋センサー搭載の「SHINE LITE」を発表しました。

↑IDOL4を持つゲストの春香クリスティーン
↑発表会にゲストととして登場したタレントの春香クリスティーンさん

 

そもそも「Alcatel」とは?

「Alcatel(アルカテル)」は、元々フランスの携帯電話メーカーが立ち上げたブランド。TCLコミュニケーションに買収された現在でも、フランス発ブランドとして、ミレニアル世代に向けたデザイン重視の製品を展開中です。日本ではまだまだマイナーですが、実はグローバル市場では高いシェアを誇っています。

 

2015年8月末に日本で発売された「ALCATEL ONETOUCH IDOL 3」は、国内のスマホ業界でも話題となった機種。上下逆さまにしても画面が反転して使える「リバーシブルUI」や、DJアプリ「ONE TOUCH MIX」を採用したユニークな製品として注目を集めました。同製品の発表会は都内のクラブで開かれ、m-floの☆Taku Takahashi氏が生でDJパフォーマンスを披露したことを思い出します。ちなみにこの当時は「ALCATEL ONETOUCH」というブランド名でした。

↑昨年、日本でも発売された「IDOL 3」は、スマホ業界で話題に
↑昨年、日本でも発売された「IDOL 3」は、スマホ業界で話題に

 

「IDOL4」はVRが標準装備に

さて、今回発表された「Alcatel IDOL4(アルカテルアイドルフォー)」では、端末のパッケージをそのままVRゴーグルとして使えるのが特徴です。ブランド名は「Alcatel」へと変更されていますが、IDOL 3の後継機に相当し、リバーシブルUIなども引き継いでいます。ちなみにグローバルでは、スペインで開催されたMWC2016にてすでに発表されていました。

 

IDOL4をパッケージにセットするとVRゴーグルとして使用できます。下部にボタンが2つ配置されていて、「(左)戻る」「(右)決定」の操作が可能。会場のタッチアンドトライ機では、ゲームコンテンツのほか、360度動画・写真などを楽しむことができました。

↑IDOL4(前面)
↑IDOL4

 

IDOL4は、5.2型のフルHDディスプレイを搭載。ボディはメタリックな質感で、ゴールドとメタリックシルバーの2色展開。側面に設置された「BOOM KEY」ボタンでアプリごとに拡張機能を使えます。このボタンもIDOL 3から踏襲したものです。

 

↑IDOL4(背面)
↑IDOL4(背面)

 

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↑中央にあるのが「BOOM KEY」。スタンバイ状態で2度押しするとカメラを素早く起動し、インスタント撮影が行える。「ギャラリー」アプリ使用時には手軽にコラージュを作成できるなど場面で機能が変わる

 

オーディオには、2ch/3.6Wスピーカーを搭載。もちろんDJアプリもプリインストールしているので、スクラッチしながらイコライザーやエフェクトを使うという楽しみ方にも対応します。ハイレゾ対応のHi-FiサラウンドサウンドJBLイヤホンも付属するなど、音楽好きとの相性は抜群。

↑VRだけでなく、オーディオ機能も充実
↑VRだけでなく、オーディオ機能も充実

 

また、リバーシブルUIが進化したことにより、端末の向きに合わせてスピーカーが自動的に切り替わります。ステレオサウンドが常に正常な向きで出力され、端末を裏返したときにも、オーディオプレーヤーとして大音量を楽しめます。TCLのプレゼンテーションでは、これらの機能をまとめて「300%リバーシブル」と表現していました。

↑上下左右を気にせずに使えるデザイン。質感もよい
↑上下左右を気にせずに使えるデザイン。質感もよい

 

IDOL4の発売は11月下旬で、価格は3万7584円。VRゴーグルやハイレゾ対応イヤホン、クリアケースなどが付属します。

 

【SPEC】
OS:Android 6.0
CPU:8コア、1.5GHz×4 + 1.2GHz×4
RAM/ROM:3GB/16GB
画面:約5.2型フルHD
カメラ(背面/前面):1300万画素/800万画素
サイズ/質量:W72.5×H147×D7.1mm/135g
【対応ネットワーク】
3G:B1/B2/B5/B6/B8/B19
4G LTE:B1/B3/B7/B18/B19/B20
※au VoLTEにも対応

 

「SHINE LITE」はクイックアプリ起動が快適

もう1台、「SHINE LITE(シャインライト)」という機種も発表されました。こちらもグローバルでは、ドイツで開催されたIFA2016で発表済み。シンプルな端末で、5型HDディスプレイを搭載します。なお、こちらにはVRゴーグルは付属しません。

↑SHINE LITE(前面)
↑SHINE LITE(前面)

 

背面に搭載する指紋センサーがポイント。ロック解除だけでなく、あらかじめ割り当てていたアプリをクイック起動できるのが便利です。割り当てられるアプリは、指ごとに1つずつ。さすがに小指などは指紋センサーに当てづらいので、現実的には人差し指と中指の2本によく使うアプリ2個を割り当てて使うことになるでしょう。

↑SHINE LITEの背面には、指紋センサーがある
↑SHINE LITEの背面には、指紋センサーがある

 

インカメラについては、IDOL4よりも控えめな500万画素。自動で美肌補正をしてくれるので、アプリで修正しなくてもキレイなスナップ写真を撮ることができます。ディスプレイ部分をタッチしてシャッターを切りやすくする工夫が施されているほか、「ジェスチャーショット」をオンにしておけば、ピースサインをするだけでカウントダウンシャッターが起動します。

↑インカメラはピースサインでシャッター起動
↑インカメラはピースサインでシャッター起動

 

発売は12月予定で、2万3544円。カラーはピュア・ホワイト、サテン・ゴールド、プライム・ブラックの3色展開となります。

 

【SPEC】
OS:Android 6.0
CPU:4コア、1.3GHz
RAM/ROM:2GB/16GB
画面:約5.0型HD
カメラ(背面/前面):1300万画素/500万画素
サイズ/質量:W71.2×H141.5×D7.45mm/156g
【対応ネットワーク】
3G:B1/B5/B6/B8/B19
4G LTE:B1/B3/B7/B19/B20
※au VoLTEにも対応

 

ちなみに、海外ではIDOL4の上位に当たる5.5型のIDOL4Sも展開されていますが、“サイズが日本向けではない”という判断で見送られたとのことでした。