サムスンの次期折りたたみスマートフォンは2種類が準備中であり、8月10日の「Unpacked」イベントで発表されると噂されています 。そのうち横折りで開くとタブレット大になる「Galaxy Z Fold4」が、連邦通信委員会(FCC)の認証を通過したことが明らかとなりました。
FCCデータベースから発見されたのは、「SM-F936U」のモデル番号を持つ端末です。型番の末尾に「U」が付くことから、米国向けモデルと推測されます。
やはり通信機能としては2Gから最新の5Gミリ波まで対応しており、Wi-FiやBluetoothのほかNFCのサポートも確認されています。また前モデルと同じく、タッチペンのSペンが使えることも示唆されています。
さらにプロセッサはサムスン独自開発のExynosではなく、クアルコム製チップであることも記載されています。これまでの噂ではGalaxy Z Fold4と、縦折りでコンパクトになる「Galaxy Z Flip4」ともにSnapdragon 8 Plus Gen 1を搭載するとされ、それを裏付けるベンチマーク結果も流出していました。
これまでのリーク情報をまとめると、Galaxy Z Fold4は7.2インチ/120Hz駆動のメインディスプレイ+6.2インチ/120Hz駆動のサブディスプレイ、バッテリー容量も4400mAhかつ25Wの高速充電とされ、ほぼ前モデルのGalaxy Z Fold3の仕様そのままに。また、RAMが12GB/16GB(後者は中国版モデルのみ)となることも同じと予想されています。
ただしメインカメラは5000万画素、光学ズームは最大3倍となり、前モデルの1200万画素+光学ズーム最大2倍からは進化。さらに折り目が目立たなくなるとの画像も公開されており、大きな飛躍はないものの、着実に使いやすくはなっているようです。
その一方でお値段の噂はほとんどありませんが、おそらく折りたたみデバイスなりのプレミアム価格となるはず。もっともサムスンは折りたたみ有機ELパネルのコストを下げる技術を開発中とも噂されており、今後に期待したいところです。
Source:Notebookcheck