米テスラを率いるイーロン・マスク氏は、開発をすすめる電動ピックアップ「サイバートラック(Cybertruck)」が2023年半ばにも納車できるとの見通しを明かしました。一方、同社は保有していたビットコインの75%の売却も明かしています。
サイバートラックはまるで屋根のような傾斜したルーフが特徴の、電動ピックアップです。2019年に正式発表されたものの、その納車時期は度々延期されてきました。またマスク氏は以前、その巨大なワイパーのデザインに関する懸念に触れたこともあります。
同氏によれば、現時点ではサイバートラックの量産時期は未定だとしています。
一方でテスラは昨年、15億ドル(約2000億円)分のビットコインを購入。さらに、支払い方法としてもビットコインを受け付けると発表しました。しかしビットコイン支払いは、その直後に撤回されています。
そしてテスラは今回のビットコインの売却により、9億3600万ドル(約1300億円)の現金を調達。これにより、今期は22億6000万ドル(約3100億円)の利益を計上できるとしています。また同社は、現在の残りの「デジタル資産」は2億1800万ドル(約300億円)だと表明しています。
以前には「(ビットコインの取り扱いについて)ポンピングはするかもしれないが、ダンピングはしない」と語ったマスク氏。今後も継続的に仮想通貨への関わりを続けるのか、注目が集まります。