法廷闘争に発展してしまった、実業家のイーロン・マスク氏による米ツイッターの買収。これに関して、前CEOのジャック・ドーシー氏がマスク氏により法廷に召喚されることとなりました。
マスク氏は今年4月に、総額440億ドル(約6兆円)でのツイッターの買収を発表していました。しかし、フェイクやスパムアカウントの割合が確認できないとして、マスク氏は買収を中断。その後、ツイッターはマスク氏の提訴に至ったのです。
そしてマスク氏の代理人をつとめる弁護士は10月の裁判に向けて、ドーシー前CEOを召喚すると発表しました。なおドーシー氏は以前に、「マスク氏は私が信頼する唯一の解決策だ」「不可能な状況から会社を救う」と語り、マスク氏の買収を支持していたこともあります。
マスク氏から召喚されたツイッターの元幹部はドーシー氏だけではなく、プロダクトチーフ職を最近更迭されたKayvon Beykpour氏、前収益責任者のBruce Falck氏も召喚状を受け取っています。
ツイッターの前CEOを巻き込んで、さらに泥沼模様となっている同社の買収計画。はたしてマスク氏は、このような状況を想定して買収を提案していたのかが、気になります。