新たなスマートフォンを買うたびに、落としたり何かに触れた拍子で傷が付かないか気にしてしまいがちです。あるYouTuberが、発売まもないPixel 6aを対象として過酷なテストをしたところ、それほどひどく傷つかないことが証明されました。
この耐久テストは、新型スマホの頑丈さを検証することで有名なZack Nelson氏(別名JerryRigEverything)が行ったもの。先日もNelson氏はOnePlus 10Tを拷……厳しい試練を与えて、小枝のようにポッキリ折っていました。
Nelson氏による一連のテストは、カミソリやライターを使うなど、普通のユーザーが絶対にやらないような究極のストレスを与えるものです。Pixel 6aの画面にモース硬度6(ダイヤモンドが10、ルビーやサファイアが9)試験をすると、かなり大きな傷が付いています。が、本製品のカバーガラスに使われた「Gorilla Glass 3」はほぼ10年前の技術であることを考えると、それほどひどい結果ではありません。
さらに画面をひっかいた後、ディスプレイ下の指紋センサーが機能するかどうかもテスト。こちらはモース硬度7のピックで深い傷を付けても問題なく認識しており、Pixel 6/6 Proで苦情が多かった指紋認証はかなり改善されていることが確認できます。
かたや背面パネルはプラスチック製のため、カミソリの刃を当てると大ダメージを喰らっています。こんな状況はあり得ないとも思われますが、実は「ポケットに鍵と一緒にPixel 6aを入れておく」シチュエーションはわりとあるのかもしれません。
興味深いのは、ケースの側面が金属製であると確認されていることです。一般にプラスチック製の電源ボタンやボリュームボタンは欠けやすい傾向にあるため、ふだん使いで大きく評価できそうなポイントです。
最後の曲げ耐久性テストには、Pixel 6aは見事に合格しています。上位モデルより安価な素材を使いながらも、容赦ない圧力にも耐え、たわみも最小限に抑えられ、ひび割れたり反り返ったり、大きなダメージもなさそうです。
先行したPixel 6/6Proがバグだらけだったため人気が落ちているとの調査結果もありましたが、Pixel 6aは今のところ大きな不具合は聞こえてきません。日本では米国よりも破格の安さということもあり、Pixelブランドの支持率は持ち直すのかもしれません。
Source:JerryRigEverything
via:9to5Google