アップルは8日深夜の「Far Out」イベントで、最新スマートウォッチ「Apple Watch Series 8」を発表しました。
カラーはアルミニウムケースではミッドナイト、スターライト、シルバー、(プロダクト)レッド。そして、ステンレススチールケースではシルバー、ゴールド、グラファイトとなっています。
最新のApple Watchには、新たな2種類のセンサーが追加されました。1つは皮膚温センサーで、「女性の健康へのこだわりをさらに深める」ためとのことです。
女性向けの「周期記録」は3年前に追加されていましたが、今回は排卵日も把握しやすくなる、というもの。手首の温度を一晩中5秒ごとに測り、基礎体温からの変化を感知。そうして排卵の時期や有無を知ることで、家族計画の参考にできると謳われています。
もう1つは新たなモーションセンサーです。3軸ジャイロスコープと高Gの加速度センサーによって、最大256Gまで測定が可能。それとアルゴリズムにより、自動車の衝突検知が実現されました。
前面衝突や側面衝突、後面衝突など「どうやって衝突したか」のほか、SUVやピックアップトラックなど車種の違いも検知するそうです。この検出および記録は運転中のみ行われ、衝突時のデータのみを処理し、Apple Watch内にのみ保存されるため、プライバシー保護も行き届いてるようです。
またバッテリー持続時間は、通常の使用では1回の充電で18時間とのこと。こちらはSeries 7以前と変わりません。
ただし、新たな低電力モードを使えば、フル充電で36時間のバッテリー持ちが実現されます。これはアクティビティトラッキングや転倒検知など多くのコア機能は利用できながらも、常時表示やワークアウト検知などを無効化し、バッテリーを最大限に節約します。
米国での価格はGPSモデルが399ドルから、セルラーモデルは499ドルから。予約受付は本日から始まっており、9月16日に発売されます(更新中)。