アップルは、一部製品のバッテリー容量を公開していません。が、新型のApple Watch Series 8、Apple Watch SEやApple Watch Ultraの情報が、中国政府の認証データから明らかになったと報じられています。
これはインドメディアのMySmartPriceが「3C認証」サイトから見つけたものです。3Cとは中国の強制認証制度 (China Compulsory Certification/CCC)のことであり、人体の健康などに関わる製品は届け出て認証を得る必要があり、その証明書も公式サイトで公開されるわけです。
さて発見された証明書によれば、Apple Watch Ultraのバッテリー容量は542mAhとのこと。それに対して45mmのApple Watch Series 8は308mAhであり、Ultraは従来型で最大のモデルよりも76%も増えていることが分かります。
なお、前モデルのApple Watch Series 7は41mmモデルが284mAh、45mmモデルが309mAhでした。
Apple Watch Series 8とSeries 7は、バッテリー容量はわずかに違うものの、公称で最大18時間のバッテリー駆動時間は変わっていません。かたやApple Watch Ultraは、通常使用で最大36時間、「低電力モード」を有効にした状態では最大60時間を実現し、Apple Watch史上最長のバッテリー持ちを実現すると謳われています。
この低電力モードはwatchOS 9が対応したApple Watch全モデルで利用できます。常時表示やワークアウトの自動開始、心臓の健康状態の通知、セルラー接続など、一部の機能を無効にしたり制限したりする代わりに、他のアプリを使いつつバッテリーを節約できるしくみです。
Apple Watch Ultraのバッテリー容量が大きなことも驚きですが、逆にSeries 8の76%増しに過ぎないのに、2倍ものバッテリー駆動時間を実現しているのも不思議に思えます。アップルが公開していない、秘密のノウハウがありそうです。
Source:MySmartPrice
via:MacRumors