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2022/10/11 11:15

メタ、社員すら自社メタバースアプリをあまり使っていないらしい…

米メタ(旧フェイスブック)が開発をすすめるメタバースアプリ「Horizon Worlds」について、バグが多く社員すらもほとんど利用していないことを、海外テックサイトのThe Vergeが報じています。

↑Mark Zuckerberg / Metaより

 

昨年には社名をフェイスブックからメタに変更するなど、メタバースへと全力投球を続けるメタ。Horizon Worldsとは、利用者がVRヘッドセットを装着して自分のアバターを操作し、他人と交流するサービスです。

 

The Vergeが入手した社内メモによると、メタにてメタバース部門の担当副社長となるVishal Shah氏は、「Horizon Worldsをより多くのユーザーに開放する前に、品質とパフォーマンスの問題を確実に修正するため、年内はチームは『クオリティロックダウン』になる」と述べています。また、モバイル版アプリのリリースも延期される可能性があるとしています。

 

さらにShah氏は「社員がまだ十分にHorizon Worldを使っていない」と述べ、チームに少なくとも週に1回は同アプリを使わせる計画を立てています。「この組織の全員が、Horizon Worldsを好きになることを自分の使命とすべきです。そのために、まず使ってみる必要があるのです」とのこと。

 

以前にはCEOのマーク・ザッカーバーグ氏があまりにも低品質な自撮りを披露したことでも話題となった、Horizon World。メタは10月11日に「Connectカンファレンス」の開催を予定しており、アバターグラフィックの大幅改善を予定していますが、はたして問題はグラフィックだけなのかが気になるところです。

 

Source: The Verge