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Apple
2022/10/19 10:51

第10世代iPad、10月26日発売!ついにUSB-C搭載、カメラ強化、画面が広くなりました

アップルは10月18日深夜(日本時間)、第10世代iPadを正式に発表しました。これまでの噂通り最近のiPad AirやiPad miniのようなフラットエッジとなり、完全に再設計されています。価格は6万8800円(税込)から。すでに公式オンラインストアで予約注文でき、10月26日から販売が始まります。

↑Image:Apple

 

新しいiPadの画面サイズは10.9インチとなり、先代の10.2インチから広くなりました。搭載プロセッサーはiPhone 12と同じA14 Bionicで、外部ポートは従来のLightning端子からUSB-Cポートに変更されています。これで各iPadラインアップの最新モデルは、すべてUSB-Cに統一されたかっこうです。

 

また無印iPadの特徴だったTouch ID内蔵ホームボタンはなくなり、おかげで本体サイズは前世代とほぼ変わらずにディスプレイを広くできたと思われます。最新モデルではTouch IDはトップボタン(電源ボタン)に移され、こちらもiPad mini(第6世代)と同じスタイルとなりました。

 

そしてカメラもパワーアップし、前面カメラの超広角12MPはそのままに、背面カメラの解像度が12MPに強化されて4Kビデオの撮影も可能となりました。注目すべきは、前面カメラがiPad史上初めて横向きに置かれたことでしょう。これまではiPhoneと同じく画面の上に配置されてきましたが、iPadを横向きで使うビデオ会議が意識されているのかもしれません。

 

新たなLiquid Retinaディスプレイは解像度が2360×1640ドットで約400万ピクセル、輝度は500ニト、True Toneテクノロジーを備えているとのこと。プロセッサーのA14 Bioncは前世代(A13 Bionic)よりCPUが20%、グラフィックスが10%向上したとされ、「最も売れているAndroidのタブレット」(最新版Android 11を装備したMediaTek MT8768N搭載)よりも最大5倍高速になったそうです。

 

ほか新たに対応したWi-Fi 6は前世代での802.11ac Wi-Fiよりも30%も速く、5G対応のセルラーモデルでは「理想的な状況」で最高3.5Gbpsの通信速度を実現するとのこと。Wi-Fi環境のある家でもWi-Fiのない外でも、十分な転送スピードが期待できそうです。

 

アクセサリーとしては、アップル純正のMagic Keyboard Folio(別売り)もあり。ですが、Apple Pencilは第1世代のみ対応です。第2世代のように「側面に磁石で着けてワイヤレス充電」はできず、充電は有線のUSB-Cケーブルからとなります。

 

本体カラーはブルー、ピンク、シルバー、イエローの4色。ストレージは64GBと256GBの2種類が選べます。7万円近い価格は無印iPadとしてはお高い印象もありますが、そのためか第9世代iPadも販売が続けられています。

Source:Apple