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2022/10/21 19:30

イーロン・マスクCEO、テスラの株式総額はアップルを超えられる! と豪語

電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスクCEOは、自社の時価総額がいずれアップルを超えられるとの見通しを豪語しました。

↑テスラ

 

10月19日(米現地時間)、テスラは2022年第3四半期決算を発表。その売上高は過去最高を記録したものの、市場予想を下回っています。同社はここ数か月、株価が苦戦を強いられており、今回の決算もその助けにはならなかったようです。

 

そのためか決算発表後、マスクCEOはアナリスト向け電話会見で自らマイクを握り、投資家を安心させようとする姿勢を鮮明にしました。そこでは取締役会で議論した結果、50~100億ドルの自社株買いを進めることで意見が一致したと発表されたしだいです。

 

自社株買いプログラムは、企業が市場価格で自社株を購入すること。一般的には「自社株が割安だ」と考えていることを示すポーズであり、株価を押し上げるために行われます。まだ計画は決まっていないと述べられているものの、近々に自社株買いを始めるようです。

 

その発表後に飛び出したのが、「テスラの価値がアップルを超えられる」発言です。自社の時価総額につきマスク氏は「少し前の決算説明会で、私は『テスラが当時約7000億ドルの価値があったアップルよりも時価総額が高くなるかもしれないと思う』と述べました」とコメント。

 

さらに「私は今、アップルの現在の時価総額をはるかに超えることができると思っています。テスラがアップルとサウジアラムコを合わせた以上の価値を持つようになる道筋を考えているのです」と述べた格好です。

 

ちなみに10月21日時点でのテスラ時価総額は約6500億ドル。そしてアップルは2兆3000億ドル、サウジアラムコは2兆ドル程度の価値があり、合計で4兆3000億ドルといったところ。ざっとテスラを7倍ほど成長させる必要がありそうです。

 

さてマスクCEOの発言に戻ると、たとえ不況のもとでも、テスラは来年も「相当なキャッシュ」を生み出せると強調しています。それゆえ自社株買いプログラムを始めるのは理に叶っている――というのがマスク理論です。

 

テスラには人型ロボット「オプティマス」という切り札もあります。何年後にマネタイズできるのかは不明ですが、いつの日かiPhone以上にテスラロボを街で見かけるようになるのかもしれません。

 

Source:Electrek