これまでサムスン製スマートフォンのフラッグシップ機には、クアルコム製プロセッサーと自社開発のExynosチップの2種類が用意されてきました。しかし次期「Galaxy S23」シリーズではクアルコムのSnapdragon 8 Gen 2だけが採用され、サムスン製のExynos 2300は不採用との噂が報じられています。
有名リーカーのIce universe氏は、クアルコムCFO(最高財務責任者)の声明を引用してツイートしています。
Goodbye, Exynos. This is the best news of the week. pic.twitter.com/s9tAYAdY8t
— Ice universe (@UniverseIce) November 4, 2022
それによれば「わが社のG S22(Galaxy S22シリーズ)でのシェアは75%だったが、G S23(Galaxy S23シリーズ)グローバルシェアに上がる」とのこと。要はGalaxy S23シリーズは完全にクアルコム製チップへと移行し、Exynosモデルは存在しないと示唆しているようです。
そしてGalaxy S23シリーズに採用されるクアルコム製チップは、Snapdragon 8 Gen 2になることが定説となっています(ベンチマークサイトにも出現)。
現行のGalaxy S22シリーズは、日本や北米などでは「Snapdragon 8 Gen 1」、欧州や中東ほか一部の地域は「Exynos 2200」搭載モデルが投入されています。では、なぜ次期シリーズではExynosチップが不採用となる見通しなのか?
有名アナリストMing-Chi Kuo氏は、「あらゆる面でSnapdragon 8 Gen 2(コード名は「SM8550」)が優れているから」と身もふたもない分析をしていました。
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2. S23 may not adopt Exynos 2300 made by Samsung 4nm because it can't compete with SM8550 in all aspects.
3. SM8550 is optimized for TSMC's design rule, so it has obvious advantages over SM8450/SM8475 in computing power and power efficiency.— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) July 8, 2022
先日Ice universe氏は「サムスン電子(チップの開発・量産を担当)は一部でExynosチップを使い続けたいと希望している」と述べていましたが、モバイル部門(スマートフォン担当)に却下されたのかもしれません。
Source:Ice universe(Twitter)
via:Wccftech