ファーウェイは、スマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 3」のエントリーモデルとして、「HUAWEI WATCH GT 3 SE」を発表。11月18日から発売しています。エントリー機種という位置付けではありますが、上位機種が搭載しているセンサーはそのままに、軽量化・小型化を図った別機種とも取れる新モデルです。
上位モデルと同じセンサーを搭載した、軽量薄型の姉妹機種
HUAWEI WATCH GT 3 SEの最大の特徴は、本体質量35.6g、厚さ11mmという驚愕の軽さ・薄さです。ケースサイズは46mmで、同サイズのHUAWEI WATCH GT 3が質量42.6gであることと比較すると、2割近くも軽量化されています。その装着感はとにかく軽く、つけていることを忘れてしまうほど。この軽量薄型に反して、バッテリーは通常使用で約14日間駆動するというロングスタミナです。しかも、Qi規格の非接触充電に対応しているので、iPhoneなどと同じ充電器で、非接触充電ができます。
また、スマートウォッチにとって大切なのが、その心臓部であるセンサー類です。同社によれば、HUAWEI WATCH GT 3 SEのセンサー類は、上位モデルのHUAWEI WATCH GT 3 Proと同様のものを採用しているとのこと。これにより、24時間の心拍数モニタリング、血中酸素レベルの測定、睡眠・ストレスのモニタリングを高い精度で行えます。
登山やスキーなどを含めた100以上のワークアウトに対応しており、スポーツウォッチとしての能力も十分です。さらに、ウォーキング、サイクリング、プールでの水泳、ハイキング、トライアスロン、縄跳びなど、18のワークアウトでは、詳細なスポーツモニタリングデータを測定できます。
アウトドアに資するファーウェイのこだわりは、本機種でも踏襲されています。GPSによってこれまで進んできた方向を記録し、登山時などの帰り道を教えてくれるルートバック機能、日の出日の入りや潮の満ち引きの通知、悪天候の予測される場合の通知など、多彩な機能を装備。気圧の急激な変化や、血中酸素濃度が急激に低下した場合のアラート機能まで備えており、ユーザーの安全なアウトドアライフをサポートします。
なお、リューズの回転による画面スクロール操作が不可能であることなど、一部の機能には上位モデルとの差異があり、バンドの素材も異なります。とはいったものの、機能面での遜色はほぼありません。
本機の価格は税込2万7280円であり、ワンランク上の機種・HUAWEI WATCH GT 3(46mmの場合、税込3万1680円)と比べて4000円ほど安くなっています。しかし、その程度の差に留まっていることを鑑みれば、エントリーモデルというより薄型軽量の姉妹機種として捉えた方が適切かもしれません。
ヘルスケアアプリが大幅アップデート。「FiNC」「あすけん」との連携も
また、本機の登場にあわせて、HUAWEIヘルスケアアプリが大幅アップデート。「健康だけでなく、運動までサポートする」というメッセージを込め、アプリのロゴも変更しました。機能面では、データの見やすさが向上したと同時に、いびきや寝言の検知機能や、家族内での健康状況シェア機能を実装。家族内で励まし合いながら運動に取り組むといったような使い方ができそうです。
今回のアップデートでは、他社との連携も発表されました。ヘルスケアアプリ「FiNC」および「あすけん」とコラボし、両アプリで配信されているコラムをHUAWEIヘルスケアアプリ内で読めるようになる予定です。さらに、HUAWEI公式サイトから、同機種を含むスマートウォッチを購入した場合、FiNCの有料プラン「FiNC Plus」が3か月間無料になるほか、アディダスオンラインストア・アプリで使用できる20%オフのディスカウントクーポンが配布されるキャンペーンもアナウンスされています。
【製品情報】
HUAWEI WATCH GT3 SE
- 価格:2万7280円
- サイズ:縦46.4mm×横46.4 mm×厚さ11mm
- 質量:約35.6g
- 搭載センサー:加速度・ジャイロ・磁気・光学式心拍・気圧
- ディスプレイ:1.43 インチAMOLEDタッチスクリーン
- 対応OS:Android 6.0以降、 iOS 9.0以降
- 防水:5ATM