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2022/12/9 21:15

新型iPhoneへのUSB-C搭載義務づけ、2024年12月28日以降と決定! EUが正式に発表

今後のiPhoneはLightning端子からUSB-Cに移行すると見られていますが、それは欧州連合(EU)が「2024年までにモバイルデバイスの有線充電方法としてUSB-C採用」を義務づけたからです。

↑Lightningよさらば

 

では、実際にいつから新型iPhoneはUSB-C搭載が必須となるのか? それは2024年12月28日からだと明らかになりました。

 

これは新たな「USB-C統一法」(通称)がEUの官報に掲載され、法的な拘束力を持つようになったためです。この法律は20日後に正式に発効し、各加盟国は24か月以内に国内法として運用することになります。

 

いつから有効になるのかは、これまで本法案が様々な段階を経てきているため、正確な日付は曖昧なままでした。今年6月に欧州議会の議員らが最初の合意に達したとき、大まかに「2024年秋」に適用されると発表 。そして10月に議会で正式に可決されたとき、「2024年末までに」と改めていました。

スマートフォンのほかタブレット端末やデジカメ、ヘッドホンや携帯ゲーム機などにも適用される予定です。ゆくゆくはノートPCも対象になるものの、2026年4月までは適用されません。また、この法律はあくまで「有線で充電するデバイス」のみに適用され、ワイヤレス充電だけの機器がUSB-Cの搭載を強いられることはありません。

 

まだUSB-Cを採用していない最大のスマホメーカーであるアップルは、新たなルールに従うことを公式に認めています。EUのスケジュールでは、フラッグシップiPhoneは2025年モデル(2024年モデルはおそらく秋発売)まではUSB-Cに切り替える必要はないはずですが、来年の「iPhone 15」では早くもUSB-C搭載が噂されています

 

どうせUSB-C搭載が義務づけられるなら素早く対応してEUの心証を良くするとともに、消費者向けにはiPhoneが刷新したことを印象づける狙いがあるのかもしれません。

 

Source:EUR-Lex(Twitter)
via:The Verge