リーズナブルな価格で購入できるエントリーモデルは、基本性能も底上げされてきている。今回は、搭載する機能によってピンキリの製品が揃う、炊飯器とオーブンレンジ、コーヒーメーカーをピックアップ。各ジャンルのプロが「コレなら選んで間違いナシで、しかもおトク!」と太鼓判を押すアイテムを紹介しよう。
※こちらは「GetNavi」 2023年1月号に掲載された記事を再編集したものです
私が選びました
【炊飯器部門】
独自の圧力コントロールで理想の炊き上がりを実現
象印マホービン
圧力IH炊飯ジャー「極め炊き」NP-ZX10
実売価格3万1070円
3通りから好みの食感に炊き分けが可能な圧力IH炊飯ジャー。蒸らし工程で圧力をかけ、ごはんのおいしさを引き出す。最適な温度コントロールで最長30時間保温できる「うるつや保温」と、ニオイの発生を抑え最長12時間保温できる「高め保温」を搭載する。
SPEC●炊飯容量:0.09~1.0L(5.5合) ●炊飯時消費電力:1240W●お米選択:白米、無洗米、玄米●付属品:Ag+抗菌加工立つしゃもじ、計量カップ(180mL)●サイズ/質量:W255×H215×D390mm/5.0kg
炊飯器はエントリーモデルでもココは譲れない!
<Point 1>個人の好みやメニューに合う炊き分け機能を搭載
ほぼ毎日使う炊飯器だから、ごはんのうまみを引き出せる機種を選ぶのは当然のこと。個人の食感の好みや、食卓に並ぶ料理の種類にマッチする、炊き分け機能も吟味したい。
<Point 2>炊飯した翌朝もみずみずしくおいしいごはんが食べたい
炊きたてが抜群においしくても、翌日釜に残っているごはんを食べたらイマイチ……となってしまっては残念。長時間、ごはんの美味しさを損なわずに保温できるのが望ましい。
<ココが上位モデル級>培ってきた技術力を生かし“主役級”のごはんを実現
「同社の圧力IHは以前から、もっちり甘く炊き上がると評判。近年の高級炊飯器ブームで炊飯技術が格段に向上したこともあり、エントリーモデルでも満足度が高いです。『熟成炊き』のみずみずしさは、ごはんが食卓の主役に!」(田中さん)
上位モデルはコレ!
象印マホービン
圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」NW-FA10
実売価格10万9700円
6つの底IHヒーターを制御する独自技術を採用し、立体的かつ激しい対流を実現。ふっくらとした粒立ちと米本来の甘みを感じられる。15通りの炊き分け機能と、前回炊飯時の感想から好みの食感に近づける「わが家炊き」を搭載。
機能の差早わかり!
【オーブンレンジ部門】
おいしさと健康の両立はウォーターオーブンが最強
シャープ
ウォーターオーブン ヘルシオ AX-UA30
実売価格8万4840円
レンジ加熱を組み合わせることなく、終始過熱水蒸気で調理できるウォーターオーブン。食材の中心まで効率的に熱を伝えつつ、適度な潤いを与える。同社の専用アプリ「COCORO HOME」との連携により、気に入ったメニューを本体に送信可能だ。
SPEC●庫内容量:22L(1段調理)●定格消費電力:1430W(レンジ)、1420W(オーブン/グリル)●搭載センサー:らくチン!(絶対湿度)、温度センサー●最大レンジ出力:1000W●サイズ/質量:W470×H340×D390mm/約17kg
オーブンレンジはエントリーモデルでもココは譲れない!
<Point 1>過熱水蒸気を用いておいしくヘルシーに
最初から最後まで過熱水蒸気で調理できる“ウォーターオーブン”機能は外せない。塩分や油をカットし、みずみずしく仕上げてくれる。
<Point 2>毎日使うのに不便のないレンジ出力や解凍機能
レンジの最大出力W数は時短性能に直結するので要チェック。カチカチに冷凍した肉を適度に解凍する半解凍機能なども欲しい。
<ココが上位モデル級>ヘルシオ独自の水のチカラは同等
「水のチカラだけで加熱調理ができるヘルシオ。過熱水蒸気の特性を生かした同時調理など、独自機能が多彩です。包丁で切れる状態までほどよく解凍する『サックリ解凍』も重宝」(田中さん)
上位モデルはコレ!
シャープ
ウォーターオーブン ヘルシオ AX-XA30
実売価格20万3500円
保存温度の違う食材も自動調理が可能。高度な複数のセンサーが食材の温度を判別し、ムラを抑えて焼き上げる。蒸気量と温度の制御技術が向上し、あぶり焼きや低温調理にも対応。
機能の差早わかり!
【コーヒーメーカー部門】
ネスプレッソクオリティを手軽に味わうならコレ!
ネスプレッソ
エッセンサ ミニ
実売価格1万5180円
最大19気圧の高圧力で抽出するカプセルタイプ。エスプレッソ(約40mL)とルンゴ(約110mL)の2サイズから選んでボタンを押すだけの手軽さで、本格的なコーヒーが楽しめる。本体はモダンなデザインで、インテリアにも馴染みやすい。
SPEC●水タンク容量:約0.6L●定格消費電力:1260W●ポンプ最大圧力:19気圧●カプセルコンテナ収納数:最大6個●コーヒー抽出量:約40mL/約110mL●サイズ/質量:約W84×H204×D330mm/約2.3kg
コーヒーメーカーはエントリーモデルでもココは譲れない!
<Point 1>“上位モデルと同等”を求めるとカプセルタイプが最適
カプセルタイプなら、同社製品ではコーヒー自体の味わいに差は生まれない。ブラック派ならエントリーモデルでも必要十分だ。
<Point 2>バリスタが淹れたような深みと上質なクレマを手軽に楽しめる
プロの技術を再現する豊かなアロマと深みのあるボディ、滑らかなクレマ。豆の産地や精製法にこだわった上質な1杯を手軽に楽しみたい。
<ココが上位モデル級>ハイクオリティなコーヒーを手軽に抽出
「ネスプレッソのおいしさの理由は、カプセルコーヒーとしの完成度。その味はエッセンサ ミニでも十分に楽しめます。ワンタッチでシンプルにコーヒーを味わいたい人にオススメ」(田中さん)
上位モデルはコレ!
ネスプレッソ
グラン ラティシマ
実売価格4万8400円
スチーム加熱機能を備えたミルクタンクを搭載。カプチーノやラテマッキャートなど、多彩なメニューを自動で抽出する。ダイヤルを回せばミルクノズルもカンタンに洗浄可能。
機能の差早わかり!