サムスンは次々と折りたたみ式スマートフォンを発売していますが、新たに折り曲げられるディスプレイを搭載したノートPCを2023年に発売するとの噂が報じられています。
韓国の電子業界誌The Elecは、市場調査会社Omdiaのレポートを引用。それによると、サムスン電子は17.3インチの折りたたみ式の有機EL画面を持つノートPCを開発しているとのこと。そのためにサムスンディスプレイがディスプレイを準備しているそうです。
もともと本製品は2022年内に発売を予定していたものの、2023年に延期されたとのこと。同じく2023年に、HP(ヒューレット・パッカード)もLG製の17インチ折りたたみ式画面を搭載した初のノートPCを発売予定だと述べられています。
このHPの折りたたみ式有機EL搭載ノートPCも、2022年内に発売が噂されながら延期されたと見られています。いま現在はノートPC需要が冷え込んでいる上に(2022年第2四半期の出荷台数は前年同期比で15%減)、折りたたみ式画面のノートPCが高価すぎるためかもしれません。たとえば、最近発売されたAsus ZenBook 17 Foldは、日本での価格は約65万円です。
しかし、サムスンが折りたたみ式有機ELノートPC市場に参入すれば、自社グループ企業からパネルを調達することになるため、価格は低く抑えられる可能性もありそうです。
Source:The Elec
via:NotebookCheck