12月17日午後、阪神が来季のスローガン「A.R.E.」を公式ツイッターで発表すると、瞬く間に視聴数は40万回を超えた。
2023年シーズンのチームスローガンが
『A.R.E.』(えーあーるいー)に決定しました!https://t.co/VOH5bGyI2m#阪神タイガース #ARE #2023年 pic.twitter.com/0IVnlx613n— 阪神タイガース (@TigersDreamlink) December 17, 2022
岡田彰布新監督が動画で発表した新スローガンは「A.R.E.」。AはAimで「チームとしての明確な目標、RはRespectで「野球や諸先輩方に対して敬いの気持ち」、そしてEは「個々のパワーアップ」で、球団としては“えーあーるいー”と呼ぶ方針だ。
しかし、このスローガンを見た阪神ファンから“ツッコミ”コメントが殺到。岡田監督は監督就任時から、選手にプレッシャーをかけないために「優勝」という目標を掲げず「アレ」と表現。「A.R.E.」は「アレ」と読めることからファンが騒然となった。
岡田監督が「アレ」を口にしたのは、2004~08年の阪神監督から2年後、1994年から2年間在籍した、オリックスの監督に就任した2010年。チームはセ・パ交流戦で優勝を狙えるポジションにいたが、岡田監督は選手へ優勝を意識させないために「優勝」という言葉は使わず「アレ」と表現した。
そして、2022年10月の阪神監督復帰就任会見でも「『優勝します』とは言わない。ずっと優勝は『アレ』しか僕は言ってなかったんで。シーズン終わる頃には楽しみにしてもらったら僕はいいと思いますね」とコメント。
16日に行われた新人選手入団発表会でも、新入団選手は「『アレ』に貢献できるように頑張ります」などと意気込みを口にしていた。そのため、今回の発表でもファンは“アレ”として大いに盛り上がった。
中には、早くも来年の流行語大賞に推す声もあるが、「優勝」ではなく「アレ」を達成すればその可能性もなくはないだろう。
月刊タイガース2023年1月号(12月28日発売)の表紙&巻頭インタビューは岡田彰布監督です!#tigers #hanshin #月刊タイガース #岡田彰布監督 pic.twitter.com/rm0FKLUwKO
— 月刊タイガース編集室 (@MonthlyTigers) December 13, 2022
さらに、ファンのための雑誌『月刊タイガース』の告知ツイートに対しても、タイトル「2023猛虎であれ!」の「~あれ!」を「~アレ!」と読み取ったコメントが寄せられた。
来季、阪神が快進撃を続ければ、きっと出てくるだろう“アレ”。そのときに迷わないよう、来年は関西では“アレ”は“優勝”のことを指すことを覚えておこう。