家電
2023/1/17 20:30

アイロボット参入で「2in1ロボット」が活況に! 2022売れたモノセレクション

ここでは2022年に売れたモノを紹介! 掃除はゴミ捨て、モップ洗浄までロボットに任せる時代に。

※こちらは「GetNavi」 2023年1月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私たちが選びました!

家電ライター

平島憲一郎さん

本誌のほかウェブメディアなどで執筆活動を行う。掃除機や調理家電など生活家電全般の紹介記事を執筆。製品評価では特に使い勝手を重視する。

本誌副編集長

青木宏彰

本誌で生活家電・美容健康家電を長く担当。「家電コーディネーター」の資格を持ち、市場動向にも詳しい。製品評価では機能性に加えデザイン性も重視。

 

【進化系2in1ロボット】 床の吸引清掃に加え拭き掃除もワンストップが常識

売上: 10/10

影響: 9/10

市場開拓: 10/10

エコバックスは最上位シリーズが牽引し、国内累計販売金額が前年比+168.8%に(※1)。ロボロックは累計販売1000万台を突破した。一方、アイロボットも11月ついに2in1市場へ参入し話題に。
※1:2022年1~8月期の国内累計販売金額

 

掃除全般をロボットに任せる時代が近づいた

トレンドの「自動ゴミ収集」が一歩進み、水拭きモップの「自動洗浄」に到達。障害物回避機能も各社進化し、掃除をすべてロボットに任せられる時代が近づいています。(本誌家電担当・金子)

 

アイロボット参入で2in1型がますます活況

No.1ブランドであるアイロボットの参入で、2in1市場がますます活況。アイロボットは「コンボ」による“簡単水拭き”とブラーバ ジェット m6による“しっかり水拭き”の2スタイルを提案しています。(青木)

 

同じ2in1タイプでも各社こだわりに違いあり

ロボロックとエコバックスはモップ洗浄、アイロボットはカーペットを濡らさないことに注力と、こだわりに違いあり。アイロボットにもモップの着脱をラクにする工夫があります。(平島さん)

 

【その1】 圧巻の障害物回避力に加え、先進の水拭き機能を“コンボ”!!

【ロボット掃除機】

2022年11月発売

アイロボット

ルンバ コンボ j7+

実売価格15万9800円

自動ゴミ収集機能を搭載し、障害物識別・回避機能も秀逸なルンバj7+に、水拭き機能を追加。ラグやじゅうたんを認識するとモップパッドが天面にリフトアップする“変形構造”を採用しており、敷物を濡らす心配がない。

 

↑センサーがカーペットを認識するとモップパッドを支えるアームが起動。パッドを天面まで持ち上げるため、“絶対に”濡らすことがない

 

【その2】 1台5役で床掃除の手間を全面代行する超絶モデル

【ロボット掃除機】

2022年8月発売

ロボロック

Roborock S7 MaxV Ultra

実売価格21万7800円

本体は吸引&水拭きの1台2役、充電ドックは自動ゴミ収集・モップ洗浄・給水の3役を担う。同社最強の5100Paの吸引力と最大3000回/分のモップ振動で床面をピカピカに仕上げる。

 

↑カーペットを感知すると水拭きモップが自動的に5mmリフトアップ。吸引掃除のみを行い、カーペットを濡らさない(※2)
※2:毛足4mm未満に対応。4mm以上はカーペット回避モード選択

 

【その3】 熱風乾燥機能を搭載し常に清潔なモップで水拭き

【ロボット掃除機】

2022年4月発売

エコバックス

DEEBOT X1 OMNI

実売価格19万8000円

充電ドックには給水・モップ洗浄・熱風乾燥・自動ゴミ収集機能を搭載。掃除後の洗浄から乾燥まで全自動で行い、モップを清潔に保てる。2枚の丸型モップが毎分180回転し頑固な汚れも除去。超高性能カメラとAIにより障害物も賢く回避する。

 

↑洗浄・すすぎのあと、モップを高速回転させながら熱風を送風して乾かす。乾燥時間は約2時間。乾燥中の運転音も静かだ