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掃除機
2023/1/4 20:30

2022年、家電のプロが「本気でほしい!」と思った6つの掃除機

家電のプロが2022年に使った掃除機のなかで、「本気でほしい」と思ったモデルは何でしょうか? クリーナーのレビューを多数手がける家電ライター・平島憲一郎さんに語ってもらいました!

 

【その1】ペットの抜け毛問題をスッキリ解決してくれる!

ダイソン

Dyson V12 Detect Slim Complete

実売価格7万7300円

抜群の吸引力、暗い場所だけでなく明るい場所でもゴミを浮き上がるように可視化するレーザー光技術、人やペットの毛が絡まないFluffyヘッド(ナイロンフェルト製ローラーを搭載したヘッド)など、ほぼ文句なしの機能と性能を誇るDyson V12 Detect Slim。唯一の弱点はFluffyヘッドがカーペットやラグの奥に潜む微粒子ゴミを除去しにくいことでした(カーペットに使えるツールはあるが効率が悪い)。そこでDyson V12 Detect Slim Completeには、従来のFluffyヘッドに加えて新たにMotorbarクリーナーヘッドを搭載。このヘッドはブラシでカーペット上もパワフルにゴミ除去できるうえに毛がらみ対策も万全で、ついにあらゆる床面をストレスなく掃除可能になりました。

↑Motorbarクリーナーヘッド

 

さらに、別売のペットグルーミングキットを使えばペットの毛をブラッシングしながら同時に抜け毛を吸引可能。ペットの抜け毛はヘッドブラシにも絡みやすく、猫を2匹飼っている我が家でも悩みの種ですが、同モデルはその悩みをスッキリ解決してくれます。まさに、救世主的なアイテムといえますね。

↑別売のグルーミングツールを使用すれば、ブラッシングしながら抜け毛を吸い込めます

 

【その2】軽さは何と1.1㎏! 自走式ヘッドも搭載

日立

ラクかるスティック PV-BL3J

実売価格4万3340円

わが家では現在重さ1.4kgの軽量コードレススティックを使っていますが、そのモデルを使い始めたときの掃除の快適さは驚きでした。 PV-BL3Jは、それよりさらに300g軽い1.1kg。しかも吸引力は十分強いうえに自走式パワーヘッド採用でゴミをしっかり捕集します。微小なゴミも目視しやすい緑色LEDライトの搭載、毛がらみしにくいヘッドブラシなど、掃除の面倒ごとを大幅に軽減してくれる工夫が満載なのもうれしいポイント。軽量で使いやすく集じん力も高い、かつお手入れのストレスが少ない掃除機を求める人には最適な1台です。

 

ちなみに、ゴミ捨てやお手入れストレスをより軽減したい人には、紙パック式採用で手を汚さずゴミ捨てでき、ダストカップの掃除の手間も不要の「かるパックスティック PKV-BK3K」(実売価格6万860円)という選択肢もあります。

【その3】掃除が楽しい! 新しい掃除体験を求める人には激推しのモデル

バルミューダ

BALMUDA The Cleaner Lite

実売価格6万4900円

まさに「床上を滑る」異次元の操作感が話題を集めた従来モデル・BALMUDA The Cleanerの弱点だった重さ(約3.1kg)を改善。約0.9kg軽量化することで、その快適な操作感を実際の掃除で体感できるようになりました。独自のホバーテクノロジーと下重心構造、手のひらにすっぽり収まる棒状のハンドルにより、フロアワイパーのようにストレスなくヘッドを操作でき、長時間掃除しても手首や腕が疲れません。まさに「掃除するのが楽しくなる掃除機」で、新しい掃除体験を求める人には激推しのモデルです。

 

【その4】モップを天面まで持ち上げるから毛足の長いカーペットも安心

アイロボット

ルンバ コンボ j7+

実売価格15万9800円

フローリングとカーペットが混在するフロアを手間なしで吸引&水拭きしたいならこれがオススメ。他の2in1モデルは吸引&水拭きモードで掃除する場合にカーペットへの進入を回避するので、掃除終了後にモップパッドを外してカーペット上のみ再度吸引掃除を行う必要があります。なかにはカーペットを検知するとモップをリフトアップする機種もありますが、リフトする高さが短いので毛足の長いカーペットだとカーペットが濡れてしまうことも。その点、本機はモップパッドを天面まで持ち上げるため、毛足の長いカーペットがある部屋でもフローリングの吸引&水拭きとカーペットの吸引をシームレスに行えます。障害物の回避性能も優秀です。

↑センサーがカーペットを認識すると、モップパッドを支えるアームが起動。パッドを天面まで持ち上げるため、カーペットが濡れることもありません

 

【その5】吸引&水拭き&自動ゴミ収集機能アリでこの価格はおトク

エコバックス

DEEBOT N8 Pro+

実売価格5万5000円

吸引&水拭き&自動ゴミ収集機能を搭載して、走行性能もそこそこ優秀な高コスパのロボット掃除機を求めるならこのモデルはかなりオススメ。吸引力は最上位モデルには劣りますが、実際は水拭きも同時に行うため、通常の生活には十分なレベルで床の清潔さを保てます。

 

カーペット自動回避機能を備えているので、水拭きの際にカーペットを濡らす心配もなく、スマホアプリのマップ上での進入禁止エリアの指定も簡単。スマートスピーカーを使って音声で掃除を始められるのも便利です。同社の最上位モデルの半額以下の価格でここまでの機能・性能が手に入れられるのは超おトクと言えます。

 

【その6】空気を吹き出すブロワー機能とデザインが魅力

AQUA

HANDY DUO!AQC-HH700

実売価格1万5190円

近年はスリム&軽量、かつ吸引力の強いハンディ掃除機が人気。本機はそうした特徴に加え、豊富なアタッチメントを付属し、多彩な掃除に対応できるのが魅力です。特にキレイな空気を吹き出すブロワー機能は、通常の掃除機では掃除しにくい窓のサッシなどを手早く掃除できるうえ、簡易空気入れとしても使えてアウトドアでも重宝します。

↑空気を吹き出すブロワー機能を搭載

 

また、シンプルなモノトーンのデザインで、充電台に設置した姿もオシャレ。リビングボードなど目立つ場所に置いても悪目立ちすることもありません。ハンディ掃除機はサッと取り出して使えるのが重要なので、部屋置きしやすいデザインなのはうれしいですね。