米国のAI研究・開発企業OpenAIは、人気のチャット型AI「ChatGPT」の有料版「ChatGPT Plus」を発表しました。月額20ドル(約2600円)のサブスクリプションで、まず米国から提供が始まります。
ChatGPTとは、ユーザーと自然な会話の形でやり取りできるチャットボットのこと。質問に対して的確そうな回答をしたり(正しいとは限らないのですが)小説やプログラミングコードまで書けることが話題となり、もっか世界中の注目を集めています。
有料版に課金するメリットとされるのが、次の通りです。
- ピーク時でもChatGPTにアクセスできる
- 応答時間の短縮
- 新機能や改善への優先的アクセス
ChatGPTは大人気のために時間帯によってはアクセスしづらく、また答えが返ってくるのに時間がかかることもあり、サブスクにお金を払う意義はありそうです。とはいえ「新機能や改善」は一体どういうものか、OpenAIは具体的な中味は明かしていません。
また今後も、無料版ChatGPTは提供し続ける予定だそうです。この有料版により資金を得ることが、できるだけ多くの人が無料でアクセスできる助けになると述べられています。
この有料プランの提供範囲は、段階的に広げて行くつもりとのこと。少しでも早く使いたい人は、ウェイティングリストに登録しておくといいかもしれません。
さらに、より低価格のプランやビジネスプラン、データパックのオプションも検討していると付け加えられています。今後の見通しはまだまだ不透明ですが、いっそうの進化を期待したいところです。
Source:OpenAI