Google(グーグル)はチャット型AI(人工知能)「Bard」の開発を発表しました。
チャット型AIとは、ユーザーと自然な形で会話ができるチャットボットのこと。質問に対して回答したり、小説やプログラミングのコードを記述することもできます。先日には、人気のチャットAI「ChatGPT」に有料プランが登場したことでも話題となりました。
Googleによれば、Bard(鳥のBirdではなく、吟遊詩人の意味)は「実験的な会話型AIサービス」として機能します。技術的には、Googleが2年間にわたり開発してきた大規模言語モデル「Language Model for Dialogue Applications (LaMDA)」プラットフォームの上に構築されています。
Bardはまず、LaMDAの軽量版として一部の開発者向けにリリースされ、徐々に展開が拡大されます。選ばれた開発者は来月、LaMDA上で動作する商用API「Generative Language API」が試用できる予定です。
Bardのさらなる詳細は、現地時間水曜日にパリで開催されるイベント「Google Presents」で発表されます。はたして、ChatGPTよりも自然で正確な会話ができるチャットAIに仕上がっているのかに注目です。