アップルは2024年に、初の有機ELディスプレイ搭載iPad Proを発売すると噂されています。その有機ELパネルを供給するのは、これまでのiPhoneやApple Watch向けと同じくサムスンディスプレイおよびLGディスプレイだと有力視されてきました。
そんななか、すでにアップルが両社にiPad用の有機ELパネルを発注したとのサプライチェーン情報が報じられました。
韓国の業界誌BusinessKoreaによれば、このパネルは10.9インチと12.9インチのiPad用とのことです。中国のディスプレイ大手BOEも発注候補に上ったものの、最終的には除外されたそうです。
信頼性の高いディスプレイ専門アナリストRoss Young氏も、有機EL版iPadは2024年に登場すると述べていたことがあります。
Young氏いわく、搭載パネルは「タンデムスタック構造」になるとのこと。これは赤、緑、青の発光層を2段重ねにする方式で、輝度の向上や画面の長寿命化が見込め、消費電力も約30%削減可能。さらに最大120HzのProMotion(可変リフレッシュレート)にも対応すると付け加えていました。
またBusinessKoreaは、アップルが2026年から有機ELディスプレイ搭載MacBookを量産する準備を進めていると報じています。現在のハイエンド製品、たとえば12.9インチiPad Pro(2022)や14/16インチMacBook Pro(2023)にはミニLEDバックライト搭載ディスプレイが採用されていますが、今後は有機ELに移行していくのかもしれません。
Source:BusinessKorea
via:SAMMOBILE