今年の登場が期待されるiPhone 15シリーズでは、MFi認証を取得したUSB-C充電器を利用した場合に高速充電が可能になるとの情報を、著名アナリストのMing-Chi Kuo(ミンチー・クオ)氏が報告しています。
iPhone 15では、外部端子が「Lightning」から「USB-C」へと変更される可能性が指摘されています。また上位モデルのiPhone 15 Pro/Pro Maxでは、USB-Cを利用した高速通信が可能だとの報告も存在しています。
Kuo氏によれば、AppleはiPhone 15で高速充電や高速通信といったUSB-Cの特徴を、MFi認証を取得したケーブルや充電器でのみ利用できるよう制限するとのこと。これにより、自社製の20WのUSB-C電源アダプタの需要が向上することを狙っているようです。
領益智造為iPhone 15系列改採USB-C與Apple顯著調升20W USB-C充電出貨預估的主要贏家 / LY iTech is the primary beneficiary of the transition to USB-C for the iPhone 15 series and Apple's significant increase in 20W USB-C charger shipment estimationshttps://t.co/OpRcgorn9a
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) March 21, 2023
さらにiPhoneユーザーがApple純正品を含むMFi認証の充電器を複数購入することによる、買い替え需要も予測されているようです。Kuo氏は「(USB-C 20W電源アダプタの出荷台数は)前年比30%〜40%の大幅な伸びを見せる」と報告しています。
iPhone 15で充電や通信速度が向上するのはありがたいですが、それにより充電器の買い替えが必要になるのは、ユーザーにとってはコスト増につながります。Apple製品のファンにとっては、なんとも悩ましい選択となりそうです。