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2016/11/14 18:10

「キリン ハードシードル」は家飲み革命を起こせるのか? ベストマッチのペアリングを検証してみた

飲み会や晩酌などでよく飲食店を利用している人なら、「キリン ハードシードル」をご存知ではないでしょうか? シードルとはリンゴから作られるお酒で、お店ではチューハイやハイボールと同じ感覚で飲まれています。昨今ではかなり売れ行きが好調で、9月27日から市販化が開始されました。そこで、家飲みではどう活躍してくれるのか? テイスティングや料理とのマッチングを試しつつ、実力を検証したいと思います。

 

海外では超メジャーなシードル

まずは、その存在やスペックについておさらいしましょう。立ち位置的には「RTD(レディ トゥ ドリンク=開栓してスグに飲めるドリンク)」ですが、そもそもシードルはチューハイのように蒸溜酒に何かを混ぜたものではなく、リンゴを発酵させたお酒で分類的には果実酒となります。世界各国で親しまれており、とりわけイギリスでは30代の男女を中心に「オープン」、「革新的」、「自分の好みで楽しめる」として人気が高いとか。

 

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また、フランスのブルターニュではワインが育ちにくい環境ということもあって古くから愛されているそうで、同地方の郷土料理「ガレット(そば粉のクレープ)」に合わせてよく飲まれているとも。ほかにも、イギリスでは「サイダー」と呼ばれ、北米の一部では「ハードサイダー」と分類する地域もあるそうです。

 

というわけで、改めて筆者も飲んでみました。今回の発売にあたり中味をリニューアルしたとのことで、フルーティな香りとゴクゴク飲める爽快感があってすっきり。甘さはほとんど感じないうえに、リンゴの風味がしっかりと生きています。アルコール度数は4.5%なので、「甘くないお酒は苦手」という人でもおいしく飲めそうです。

 

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ボトルのデザインは実にオシャレ。そして、味も発泡果実酒ということでスパークリングワインに似た華やかなテイストになっています。290mlで約200円という価格はチューハイなどに比べると割高ですが、スパークリングワインと比べればかなりお手ごろといえるのではないでしょうか。

 

料理とのペアリングでも優秀であることが判明!

つぎに料理とのペアリングを検証。チューハイ、ハイボール、スパークリングワインは食中酒といえるほどさまざまな料理に合いますが、ハードシードルはいかがなものでしょうか。今回は、定番かつ買ってそのままスグに食べられる「RTO=レディ トゥ オツマミ(造語)」的なものを3種用意してみました。

 

それぞれの酸味が引き立つ相性の良さ!

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まずはポテトサラダ。リンゴを入れたポテトサラダが身近に存在するように、非常によく合います。マヨネーズとハードシードル、それぞれの酸味がとくに引き立て合っていると考えられるでしょう。

 

クセのあるスモークタイプとの調和が絶妙!

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つづいてはサラダチキン。クセのあるスモークタイプを選びましたが、よく考えてみたら燻製にはリンゴのチップで燻るタイプもよくあります。相性に関しては、弾ける泡の爽快感とキリっとしたハードシードルの後味が、濃い目のスモークチキンと絶妙に調和してイイですね。

 

スパークリングワインと比べても遜色なし!

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最後はチーズ。濃厚で固めの「パルミジャーノ・レッジャーノ」というタイプと合わせてみました。赤ワインに比べるとやや渋味やボディ感は足りないかもと思いますが、スパークリングワインとの比較であればそれほど遜色はない気がします。

 

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先述したガレットとのペアリング例があるように、料理との相性はかなりいいです。一方、食前や食後、はたまた食事と関係ないシーンでもスカっと酔わせてくれることでしょう。とくに、スパークリングワインを飲みたいけどボトルほどの量はいらないというときや、いつも果汁系チューハイを飲んでいるけどもっと果実味がほしいという人にはオススメ。

 

また、RTDを飲まない人でもホームパーティに用意すれば、お酒の苦手な女子などから「センスがイイ!」と褒められるかも。コンビニやスーパーで見かけたら、試しに飲んでみてはいかがでしょうか!