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2023/5/25 21:30

予想落札額は4億円! ジョーダンの“五輪着用ジャケット”がオークションに「最も物議を醸すアイテムだ」

“バスケットボールの神様”として崇められ、絶大な影響力を誇るマイケル・ジョーダン。その人気ぶりは今なお健在だが、そんな中で現在、大手オークションハウス『Sotheby’s』から出品され、一部で注目を集めているのが、1992年バルセロナ五輪の表彰式で着用していたリーボックのトラックジャケットだ。


バルセロナ五輪といえば、ジョーダン、ラリー・バード、マジック・ジョンソン、チャールズ・バークレーなど、NBAのスター選手で構成されたアメリカ代表「ドリームチーム」が参加し、世界的なバスケットボール人気に火がついた大会。この錚々たるメンバーで順当に勝ち上がると、決勝ではクロアチア代表を117対85と圧倒し、異次元の強さで金メダルを手にした。


今回出品されたジャケットは、表彰台でのエピソードが有名だ。動画で確認できる通り、ナイキの看板選手だったジョーダンは、星条旗でリーボックのロゴを覆い隠し、ナイキへの忠誠心を示した。この過去を踏まえ、同オークションハウスは、「これまで登場した中で最も重要な『ドリームチーム』アイテムであり、ジョーダンの輝かしいキャリアで最も物議を醸すであろうアイテムだ」と説明している。


この出来事から30年以上が経ち、現在出品されている同ジャケットは、当時のNBA広報ブライアン・マッキンタイア氏に向けて感謝のメッセージが綴られた本人のサイン入りだ。米放送局『NBC Sports』など複数メディアによると、同オークションハウスは、100万〜300万ドル(約1億4000万〜4億2000万円)の値がつくと予想しているという。

 

また、ジョーダンのメモラビリア(記念品)は、昨年から凄まじい金額での落札が止まらない。2022年9月には、98年のNBAファイナル初戦で着用したジャージに1010万ドル(約14億5000万円)の高値がつけられ、今年4月11日には、98年NBAファイナル第2戦の「エアジョーダン13」が223万8000ドル(約3億円)でオークション終了となっていた。


現地5月24日の時点では、75万ドル(約1億500万円)の入札がなされている同オークション。現地6月29日に終了予定だが、果たしてどこまで落札価格は跳ね上がるのだろうか。