スポーツ
バスケ
2023/2/20 21:30

悲劇から3年。故コービーの歴史的NBAジャージが史上2番目の高額で落札

2020年1月26日、不慮の事故でこの世を去ったNBAのレジェンド、コービー・ブライアント。あの悲劇から3年が過ぎた直後の2月2日から9日にかけて、コービーが着用したジャージが大手オークションハウス「Sotheby’s(サザビーズ)」に出品され、580万ドルで落札された。

 

17歳でNBA入りし、現在、八村 塁が所属する名門ロサンゼルス・レイカーズのフランチャイズ・プレイヤーとして2016年に引退するまで20年間にわたって活躍。チームを5回チャンピオンに導き、自身はシーズンMVP1回、ファイナルMVPを2回受賞、さらにオールNBAチーム選手15回など数々のタイトルを獲得してきた。

 

その中でも、唯一シーズンMVPを獲得した2007-08シーズンに着用されたのが今回のジャージ。シーズン中の25試合で着用し、デンバー・ナゲッツとのウエスタン・カンファレンス1回戦のゲーム2での第4クォーターの残り5分22秒でスリーポイントを決めた瞬間に歓喜する映像は伝説となっている。

 

そのときにも着用し、MVP受賞の公式写真でも着用している歴史的な逸品だけに、落札額は580万ドル(約8億円)の高値がついた。この落札額はバスケジャージ史上2番目の高額で、最も高額なのは2022年9月に落札された約1010万ドル(当時約14億円)で、マイケル・ジョーダンがファイナルで着用したジャージだ。

 

ちなみにジョーダンのジャージが1位となるまでは、2021年5月に369万ドルで落札された、コービーがルーキーシーズンに着用したジャージが最高落札額を保持していた。

 

さらにその前はジョーダンがノースカロライナ大学時代に着用していた、1982-83シーズンのジャージ(138万ドル)が最高落札額を保持。2人のレジェンドはプレー以外でも最高のライバルだったのだろう。